3/28/2023, 11:09:25 AM
『見つめられると』3/28
「、、、なぁ~に?」
もう大丈夫だよ、アナタは言った。
「アナタが、好きだったよ」
君が好きだった、アナタは線香に火をつけた。
「アナタは、最後まで泣き虫だね」
君の前で、いつも僕は泣いていた。
3/27/2023, 11:53:37 AM
『My Heart』3/27
ザクッと、白い肌に銀色のナイフを入れる。
それは、抵抗なく体を裂き、
床を赤色に染めていく。
ダラダラと、赤い液体が腕を伝っていく。
呼吸が浅くなって、体の中心が熱くなる。
「あぁ、綺麗───」
私が抱えあげたソレは、チの上に落ちた
3/26/2023, 12:20:14 PM
『ないものねだり』3/26
我ながら、今日も素敵な絵が書けた。
鉛筆を置き、スマホで写真を撮った。
「SNSにあげるの?」
友人にスマホを奪われ、私のアカウントを覗かれる。だけど、そこに絵の投稿はしていない。
「、、、絵、投稿しないの?」
私は、ただ好きだから書くんだよ。
「、、、そっか」
友人は悲しそうに微笑み。
下手くそな絵を指先で撫でた。
3/25/2023, 2:20:50 PM
『好きじゃないのに』3/25
あぁ、目障りだ。目が覚めて、一番にそれが目に入る。窓際に花に飾ってある、赤い花と枯れた花。
はぁ、面倒だ。花瓶の水を取り替えて、窓際の光が指す場所に置く。
花は朝日に照らされて、水滴がキラキラと輝いている。
本当に目障り。早く枯れてしまえばいいのに。
ピンポーン、、、もう、そんな時間か。頬が緩む、軽快な足音を立てて玄関へ向かってしまう。
あのさ、花なんて貰っても迷惑だから。
あとどれだけ、部屋に枯れた花が増えるのやら