5/27/2023, 1:45:51 PM
天国と地獄
「君は何もしなくていいよ」
そう言われてもう何年も経つ。
稼がなくていい。
役に立たなくたっていい。
ただそこにいてくれさえすれば。
楽だけど、活躍したり輝いたりすることもない。
多分期待もされていない。
あなたがいなくなった後、私には何が残るだろうか。
ここは天国
それとも地獄?
5/27/2023, 1:34:17 AM
月に願いを
月に願いを
星に祈りを
あの人の穏やかな優しさが
静謐なまなざしが
眩しい太陽の光に灼かれてなくなってしまわぬよう
闇を照らす静かな輝きが見えなくなってしまわぬよう
5/26/2023, 6:38:55 AM
いつまでも降り止まない、雨
いつも自転車を颯爽とこぐ君は、雨の日だけこのバス停に現れる。
降り止まない雨は嫌だけど、この時だけはいつまでも降り続けてくれと、密やかにそう願っている。
5/24/2023, 12:06:55 PM
あの頃の不安だった私へ
もしかしたら、この楽しい時間もすぐに終わりを迎えるのかもしれない。
そうなったら、潔くここを立ち去ろう。
そんなふうに思っていたけど。
あれから三十年。
沢山のことを乗り越え、積み重ねてきた私たちはそう簡単には崩れない。
こんな未来、予想もしなかったな。
いや、どこかでわかってたのかも。
だって不安だったということは、もっと幸せになりたいと願っていたってことなんだから。
5/23/2023, 11:06:43 AM
逃れられない呪縛
たしかまだ十にもならない頃までに言われた言葉。
母の、祖母の、先生の。
たった数人の大人たちに言われたことが、今も私を縛っている。
バカバカしいとわかっているのに解けない。
これは呪いだ。
「もういいよ」って言ってほしい。
この呪いは、自分ひとりでは手に負えない。