10/22/2024, 12:53:38 PM
衣替え
衣替えの度に服を何着か処分する
始めるまでは面倒
始めるとその作業に耽っていく
それぞれの服に思い出が付随している
服を手に取ると、思い出は服の魂となる
服の断捨離は難しい
断つ 捨てる 離す
長く愛用した服を手放す時は
お礼を言って別れを告げる
要らないから断つのではなく
服にお疲れ様と、送り出す
10/21/2024, 12:54:47 PM
声が枯れるまで
昔、好きだった一つ年上の女性。そのハスキーボイスに憧れた。
そんな声になりたくて
お酒で喉を焼き、カラオケで声が枯れるまで歌い、大きな声で笑った。
彼女のように。それらを真似て。
でもなれなかった。
彼女のようになれなかった事に感謝してる。
今の私は彼女には憧れないから。
声が枯れるまで恋い焦がれたあの熱はもう冷めた。
何年も経った今。私は私の低い声を手に入れたが、かつての鈴が転がるような声を失ったのだ。
10/20/2024, 11:00:09 AM
始まりはいつも
始まりはいつも、とくれば『雨』
バブル期を生きた人間の脳に刻まれた条件反射
始まりは~いつも雨~♪
音楽は、その音を聞いた時代に私も連れて行く。
つまりいつも過去に連れて行く。
つまり音楽は懐かしい。
始まりはいつも音楽。
10/18/2024, 1:57:06 PM
秋晴れ
空は高く陽は低く
金木犀は香り立つ
暑さからは解放され
この後に控える凍えるような寒さを前に
空はやはり高く
豊穣の香りを含んだ空気を漂わせてる
晴れた秋の日
10/15/2024, 12:51:34 PM
鋭い眼差し
陳列された野菜、果物、お肉、魚…
そして値札。
私が鋭い眼差しを向ける瞬間。
値上げする度に、その鋭さは増していく。
穏やかな眼差しで買い物したい。