檸檬

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7/4/2022, 7:39:21 AM

この道の先に



いつもの通学路。

いつもの空。

いつもの時間。

でも、この曲がり角を曲がったら

今日はあそこに 

君がいる。

7/2/2022, 2:53:18 PM

『日差し』



優しくて暖かいお日さまと

いつも不機嫌そうな雲さんが

こちらを見ている。

「ねぇねぇ、今日は2人はケンカしなかったの?
久しぶりに雨が降っていないね。」

「そうだよ。今日は喧嘩しなかったんだ。
だって、君は雨だと頭が痛くなっちゃうだろう?
だから雲さんとお話しして今日は晴れの日にしてもらったんだよ。」

「ふーん。」

「そうよ。本当は雨を降らす予定だったんだけどね。
でも、お前はもう今日で退院なんだろう?
そんな特別な日に、可愛い坊やの頭を痛くするわけにはいかないからね。」

「そうだぞ。
だから、これからはたくさん外を歩くんだぞ。
体のことなんて気にするな、もうお医者さんが治してくれたんだよな?」

僕は小さく首を横に振った。

「違うよ。
僕が今日退院するのはね…」




「あと、もう少ししか生きられないからなんだって。」

7/2/2022, 1:42:44 AM

『 窓越しに見えるのは。』



窓越しに見えるのは

毎日、部活を頑張る君の姿。

いつか、この部屋を出られたら

「私と友達になってください。」

ってジェスチャーするんだ。

何でジェスチャーかって?

だって、きっとあの子は

手話がわからないもの。