「あなたに届けたい」
いつもわがまま言って
いつも困らせてばかりで
だけどこれだけはわかって
あなたを好きなこと
「街へ」
寝起きの髪もそこそこに
まだ冷たい1月の雪の中
思いっきり息を吸う
澱んだ空気を払うように
街へ出かけよう
辺りはランタン北風に揺れている
人が集う場所に君がいるような
気がして挙動不審な僕がいる
勇み足な自分の気持ちを隠して
さあ、街へ出かけよう
出会ったことのない今を手にするため
テディベア
「優しさ」
優しさに触れると
優しくなれるように
あなたが教えてくれた
あの言葉を抱いて
今日を生きてゆける
脆くて弱いと
強くはなれなくて
強くなれないと
優しくできないと
優しくできなくて
夕顔が萎むように
笑顔になれなくて
溢れ落ちる花びらのように
優しさも手のひらから
溢れ落ちる
だから夢は見ないの
ミッドナイト
忘れた夜にさようなら
届かぬ贈り物涙と共に
壊れた私にさようなら
結んだ約束真夜中に
緩んだ口づけした後に
さようなら
ミッドナイト
「タイムマシーン」
エンゼルフィッシュの穴の中
覗いてみるの あなたの心
何万億光年 未来の私とあなた
近くて遠い 甘いメイプルクリームみたい
唇から溶ろけそう
連れて行って ふたりだけの世界へ