その日は晴れた1日だった。
夕方、「また連絡するよ。」と言って別れた。
それが最後の別れとなった。
連絡は、来なかった。
何となく、そうだろうと思っていた。
責める気は無い。
まあ無かったら無かったで、と思った。
昔ほど、固執しなくなっていた。
相手の思い出の中に、私がいるか、定かではない。
連絡しなかったことを、もう忘れて日常を
過ごしているかもしれない。
それならそれでいい。
お互いに、今の生活を過ごしている。
だから、それでいい。
「君と最後に会った日」
近所に、桜が植わっている通りがある。
よく通る道なので、咲いている姿をよく見かける。
満開の時期は短く、そのうち花びらが落ちて、
あっという間に葉桜になってしまう。
そういえば、数年前に夜桜を見に行った。
散っていく前に見に行ったそれは、ライトアップ
されてとてもきれいだった。
昼の桜と夜の桜。
短い期間だけど、青空や夜空に映えている姿は
また次の年も私達を楽しませてくれるだろう。
「繊細な花」
「1年後」。以前にこのお題、あったよな。
今と変わってなさそう、とか書いたと思う。
なので今日は、パスします。
「1年後」というお題について。
皆の前に率先して出たがる、いわゆる「良い子
ちゃん」だった。
真面目すぎて、融通が効かず「先生に言うよ!」
という子どもだった。
今思うと、「良い子ぶりやがって、うるさい」と
周りから思われてたんじゃないだろうか。
社会経験の無い歳だったから、不安を感じることも
なく、何でもやっていけたものだ。
今は、率先するタイプではなくなり、人の意見についていくような感じだ。逆に、真面目で頑固な
ところは全然変わっていない。
ちょっと、子どもの頃がうらやましい。
「子供の頃は」
心を病んでから、通院をしている。
診察で、それまでにあった・考えた事を話す。
悩みや愚痴なんかはあるけれど、もうずっと
不調にはなっていない。
服薬のおかげとも言えるが、何より、仕事を辞めた
というのが大きい。
今は、別の仕事をしている。周りの人も環境も良いストレスの少ない職場だ。
新しい世界に入って時間が経った。
前とはがらりと変わった世界だけど、それが今の、
私の新しい日常だ。
「日常」