「急な仕事が入った。」
事情は分かる。けれど、一生懸命おしゃれして
お化粧して待っていた自分がバカみたい。
「バカみたい」
二人だけの世界があってもいいじゃない。
誰にも邪魔されない、二人だけの世界が。
それがたとえ、孤独を感じるものであった
としても。
そばにいてほしいんだよ。
「二人ぼっち」
夢が醒める前に、きちんと心構えをしておこう。
あの人は、もう隣にはいませんよ、と。
目が覚めたら、いつもの生活が待っていますよ、
と。
夢の中で、顔が見れて、懐かしいと思う。
それは未練ではなく、思い出を懐かしんでいる。
だから大丈夫。
目が覚めたら、またいつもの生活に、きちんと
戻っていこう。
「夢が醒める前に」
今日、あなたに会える。
胸が高鳴って落ち着かない。
いつもより周りがキラキラして見える。
早く顔が見たい。
いっぱい話をしたい。
朝からそわそわしていた。
そんな経験も、遠い昔のことになった。
だけど、あの胸の高鳴り、
キラキラした景色は、
思い出すと、鮮やかに光りだす。
「胸が高鳴る」
不条理とは、調べてみると、人の力では
どうすることも出来ない事柄を指すらしい。
交通事故に巻き込まれてしまった、とか、
風邪の予防をしていたのにかかってしまったとか
そういう事が当てはまるらしい。
となると、不条理には、だから仕方がないと
思おうとしても、どうしても思えない、
やるせなさを感じる。
病気もそうだろうか。
心が壊れた事もそうだろうか。
好きで壊れたんじゃない。
そう思うと、私の経験も、立派な不条理だ。
「不条理」