家族や知人と話をしていて。
漫画やテレビを見て。
嬉しいことがあったら笑顔になって。
日常生活に、笑う要素はたくさんある。
笑うって、自然にできる感情のひとつだと
思う。
だけど、辛い時、苦しい時は笑えない。
昔、何かで耳にしたことがある。
「泣いている人を笑わすのは難しい」
どん底にいる人を、笑顔にさせるのは
どんなに元気になってほしくても、
簡単に笑わすことはできない。
私はいつも、とある芸人のYou Tubeを
観ている。
破天荒で、収拾のつかない行動をよく
しているが、実は真面目で、礼儀のある
人だ。
その人の動画を観ていると、「泣きながら
笑う」動画に出合うことがある。
感動や少し悲しい思いをしても、それでも
笑ってしまう動画だ。
笑うという経験は山ほどあるが、
泣きながら笑うという経験は、そんなには
無い。
企画や編集のせいでもあるだろうが、その
人の「人となり」が現れているから、自然に
笑みがこぼれてしまうのだろう。
笑うって、本当に純粋に自然にできるもの
なんだなあと思う。
そして、幸せなことなんだな、とも思った。
「スマイル」
誰にも言っていない事なんだ。
でも本当は解ってほしいんだ。共感して
ほしいんだ。だけど、話せないんだ。
なぜなら、自分の奥深くに潜んでいる
秘密にしている事、隠している事、
それを裸にされて、どう思われるか、と
気に病むのが嫌だからなんだ。
自分だけが見れる日記帳を
持つしかないのかな。
そこで思いっきり胸の内を
書くしかないのかな。
きっとそれは空回りする。寂しい。虚しい。
でも、もし大切な人が出来たとしても、
どこにも書いていない事など、
きっと、簡単には話せない。
「どこにも書けないこと」
去年、自室の時計が壊れたので新調した。
黒い縁に白盤のアナログ時計。
部屋の時計は、昔からアナログ時計だ。
やっぱり、ぱっと見での時間が分かりやすい。
視力も悪いので、寝起きや裸眼の時など、
ぼんやりとでも分かるのがいい。
チッチッチッチッ…
秒針の音が鳴るタイプは苦手だけど不思議だ、
一秒たりとも狂わず時を刻み、
人はそれで生活を営んでいる。
昨日も、今日も、これからもずっと、
人は時計とともに日々を過ごして行く。
「時計の針」
まだ忙しいの?もう繁忙期は終わってるのに、
何か別の仕事が入ったの?
連絡はまだ?まだ出来ないの?
何度も思った。連絡は?連絡は?
早く会って話がしたい。
会えなかった分、いろんな話をしたい。
「きっとまだ忙しくて出来ないんだ。」と
自分に言い聞かせ、ひたすら電話を待った。
やっと連絡が来て、私達は再会した。
やっぱり、別の仕事に追われていた、という
ことだった。
連絡してきた彼は、「やっと(仕事が)
終わったー。」と、多忙から離れて気が抜けた
ような声で話した。
「私のことを、忙しいなか、ちゃんと考えて
くれてたんだ。」と、嬉しく思った。
あんなに、まだ?まだ?と思ったこと、
今までにあったかなあ。
相手の事情はよく分かっている。それでも
早く連絡してほしいという気持ちは
止められなかった。
早く会いたかった。
いずれ離れていく関係になるとも知らずに…。
「溢れる気持ち」
「Kiss Kiss」という曲を思い出した。
今はもう活動していないアーティストで、
とにかく私はこの人のファンだった。
優しいメロディーで、優しい歌い方。
全部英語の歌詞だったので、
覚えるのが大変だった記憶がある。
Kissのつく曲なんて山ほどあるけど、
あ、と思い出したのは、この曲。
きっと、ファンだった頃のいろいろな思い出が
あるからだろう。
久しぶりに、聴いてみようかな。
「Kiss」