10/19/2024, 2:42:25 PM
「離しなさい」「手を離しなさい」
「いやだ」「離したくないわ」
「手術中だ手を離しなさい明美くん!」
俺。手術中。全身麻酔じゃないから声聞こえてる。元カノが働いていた病院にたまたま交通事故で運ばれてきた。明美はそんなに俺のことを大切に思って
「先生の手がこんなやつの血で汚れるなんて」
あぁ、、
小説『すれ違い』より
10/15/2024, 2:15:53 PM
夜。1日続く雨で足元に水溜りが出来ている。路地裏は更に暗く、街灯が青くちらちらと光り点滅を繰り返す。
「どうした?」
「いや、大したことじゃない」
街灯の先にいる黒い彼は息が上がったような、何かに怯えてるような印象を感じた。
「待ってくれ!」「見て驚くなよ?」
そういった彼は、街灯の下に歩き全ての姿が見えた。
その姿はまるで
小説『鋭い眼差し』より
10/14/2024, 3:24:53 PM
「少し時間をください」
何度もこの言葉を使った。お気に入り登録されてるほどによく使う。そもそも、この言葉を使ってる時点で出来てないやつなのだ。それなのに出来る奴感がある。
魔法みたいだなとそう思ったときだ
「ダメだ」「お前はもう飛ぶ事を禁ずる」
僕は飛行型ロボット、
現在廃棄処分行き
小説『高く高く』より
8/28/2023, 1:31:54 PM
君は突然現れた。夜中にかっぱを着てる君を見つけた私は息があがりとてもドキドキしていた。君は私を見つけると微笑み右手をあげふった。私は胸を抑えたが
小説『突然の君の訪問』より
8/26/2023, 1:17:51 PM
今日、ホコリのかぶったリモコンでテレビをつけました。ニュースは私の失踪に関してでした。私はずっと自分を見てました。ボロアパートも慣れてきたけど、役者時代に稼いだ貯金がつきそうです。
さっき驚くことがありました。
『私の日記帳』より