7/21/2024, 6:12:48 AM
それは常に変化し続けてきた。時には何度も同じ轍を踏むことだってあった。
『姫林檎』は多分後にも先にもこの時だけのものだ。併せて『雪桜唄』も。
この時は所謂思春期真っ只中だった。自分にとっての可愛いもの、美しいもの、綺麗なもの、それをただ素直に、言い換えれば安直に使っていたのだと思う。今にもひび割れそうな心で必死に自分を飾ろうとしていた。
そしてそれは作者としての自分を体現したかった。その文字が綴り彩る意味をそのまま自分にも当て嵌めて見てもらいたかったのだ。
しかし歳を重ねる毎、作品を作る中で果たして名前があまりにも自己主張し過ぎるのはどうなのだろうか、という気持ちが自分の中で少しづつ顔を覗かせるようになってきた。その後しばらく創作活動から離れていた時期があり、新たに自分という存在を主張する時に、今度はシンプルなものが良いのではと思うようになった。
『まにこ』は「暇な子」と自分の本名を少しもじって作られたものだ。今度は作品を作るにあたり、そこまで主張せずに且つ自分を表現できていると思っている。
私の私だけの大切な名前だ。
7/20/2024, 6:15:01 AM
いつでも大好きなあなたがいて、あなたの先には私がいて。
嗚呼、お願い。私が目を閉じるまでずっとそばに居て。
7/18/2024, 11:47:52 PM
貴方のテノールボイスが、その瞬間だけは私のことを考えて私のためだけに時間を使って私の名前を呼んでくれたことの愛おしさたるや
7/17/2024, 11:06:42 PM
人差し指を向けてぐるぐる回したら蜻蛉なぞ簡単に捕まえることができるぞ、そう言って貴方は指先から魔法をかけた。もう戻らないあの夏の思ひ出。