〈些細なことでも〉
僕は、みんなの役に立ちたい。
でも、僕は人前に立つのが苦手だ。
要すると陰キャだ。
だから、目立たないことをすることにした。
地域のボランティアやスリッパを揃えるなど、いろいろなことをした。
すると、女が後ろから声をかけてきた。
それは、日課のゴミ拾いをしているときだった。
その女は、葵と名乗った。
葵は言った。
「いつもゴミ拾いをしている人ですよね。
今日すごく暑いので、水を持ってきました。
いつもありがとうございます」
初めて言われた。 すごく嬉しかった。
些細なことをし続けると良いことはやっぱりあるんだなと思った日だった。
心の灯火
私には、手足が動かなかった。
全てが一人でできなかった。
小さい頃、事故にあってしまったのだ。
私には、一つの夢があった。
それは、アイドル。
キラキラで可愛くて小さい頃の私の夢だった。
私は歌って踊るのが好きだった。
でもそれは、今の私にはできない。
でもね、私の好きな人がテレビで言っていたの、
「夢が叶わないとわかっていても、
出来ることはある」
私は思った。
「歌おう!私は、踊れなくても歌える!」
って
勇気を貰えたの、
だから今、私の心の灯火を大事にして生きているんだよ。
開けないLINE
友達とケンカをしてしまった。
直接謝るのは、難しかったので、LINEで謝ることにしたが、怖くて開けない。
なぜこんなに開けないのだろう。
不完全な僕
僕は完璧だ。
世界を救うために作られた No.1
〜僕は、完璧なはずだった〜
でも僕は、妹、弟に僕は全て負けていた。
何をやっても負けて、負けて、負けて。
僕は出来損ないだった。
街を歩いているときに、一人の女に出会った。
その女は、「凛」と名乗った。
素敵な名前だと思った。
その後、話しているうちに僕は、家族のことを話した。
凛は、真剣に話を聞いてくれた。
こんなに話したのは初めてだった。
凛は言ってくれた。
「君は出来損ないじゃないよ。」
初めて言われた言葉だった。
とても嬉しかった。いつのまにか涙が出てきた。
ボーン(莫大な音)
「僕行ってくる!」
凛はニコリと笑い、僕を見送った。
僕は思った。
不完全でもいいんじゃないか、
完璧じゃなくてもいいんじゃないかと
香水
先生の授業を聞いていた。
すると、鼻が「ツン」とした。変な匂いだった。
最初は、何かわからなかったけれど、友達に話すと
それは、先生の香水ということがわかった。先生の横を通るたび鼻が「ツン」とする。
その先生は、一年で私の学校を立った。