1/19/2025, 10:08:11 AM
ビー玉を空にかざして小さめの宇宙をつくる あ、流れ星
(手のひらの宇宙)
1/17/2025, 11:17:54 AM
透明な雫は海に溶け落ちていつか貴方に雪として降る
(あなたのもとへ/透明な涙)
誰かが夏に海で流した涙が、水蒸気になって雲になって雪になって想い人に降る、なんてことがあれば良いですね。
1/14/2025, 11:34:22 PM
痛みすら伴うようにゆっくりと笑顔をつくる君を見ていた
(そっと)
1/14/2025, 11:06:03 AM
いつの日か宇宙の果てを見に行って僕といっしょに星になろうよ
(まだ見ぬ景色)
多忙につきしばらく小説はお休みします。
1/13/2025, 9:30:31 AM
──ゆめの続きを探して。
「ゆめを見ました。
叶わない、ゆめを。あのひとは、もういないのに」
「叶えようともしないで諦めてしまうんだね?」
「それは、ゆめを叶えたいと思っている人の言葉ですね」
「夢は叶えるものだろう?」
「世界でいちばん大切なひとが不幸になっても?」
「そのひとを幸せにする方法を見つければいい」
「酷いことを言いますね」
「そうかもね」
「あなたは、今、幸せなんですか?」
「大切なひとが幸せだからね」
「自分がそんな姿になっていても?」
「些細なことだろう」
「あのひと、酷いんです」
「そうかもしれないね」
「私が幸せなら僕も幸せだって言うんですよ」
「なら、君は世界でいちばん幸せにならないと」
「あのひとはもういないのに?」
「幸せになれるかどうかなんて、死ぬまで生きてみなければ分からない」
「だから私を助けたんですね」
「さてね」
「とりあえず、お腹が空きました」
「好きなだけ食べていくと良い。ひとりぶんには多すぎる量を作ってしまったんだ」
「なら、お言葉に甘えて」
「そう、その意気だ。いろんなことを考えるのは、腹を満たしてからでも良い」
(あの夢の続きを)