Nijiame

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1/24/2026, 12:04:50 AM

こんな夢を見た


(再掲)

夢を見たの。
クラックした窓明かりに、残像を持ったシルエット。
きっとここがホイッスルストップの聖堂。
歩く。歩く。
私はここにいるのに私は動いて動かない。
夢を見ているのに、眠る横から物音がする。
ここには誰もいないのにな。
そこには誰がいると、おわれるの?
そんな夢を見たの。

(続編)

スタンダードな7Aがノイズを走らせる。
いつも勝手に光出す青は、まるで。
きっとそこがあの人の座っていた場所なんだ。
きっと。きっと。
夢現のまま現実を生きるのは簡単で。
夢を生きることが難しいんじゃなくて?
誰も生きたことを覚えてないのなら。
それって、「夢を見た」なんて言えないんじゃない?
そんな現実を見たの。

1/22/2026, 4:16:25 PM

タイムマシーン


「もし、過去に戻れたら」

そんな妄想を毎日してた時期がある

きっとそのときから物を書き始めたんだ

赤い太陽が髪を焦がす坂の上で

病弱な肌とともに朦朧と陽炎が昇って

やけに白い雲に思いを馳せたんだ

本当にタイムマシーンができたなら

きっと戻る日のことをよく覚えていないとダメなんでしょ

そうなると思ってよく覚えてるの

「もしも過去に戻れたら」

絶対に私みたいにならないんだろうけど

素晴らしいほどに幸せなんだろうな



きっとこうした回想を

タイムマシーンって言う人がいるんだろうな

きっとこうした物書くことを

タイムマシーンって言う人がいるんだろうな

きっとそうして誤魔化す人は

私みたいに誤魔化してきた人なんだろうな

12/17/2025, 4:52:57 PM

雪の静寂


オノマトペすら聞こえない

白も黒すらも見えやしない

注連縄の中のような世界の景色は、きっとそんな感じ

思考の言の葉が揺れても音が鳴らずに

それが不気味で、一周まわって川の音がうるさくて

きっとバクまみれで、でもきっと

眠れない今より心地良い

一面の雪が音を立てるほどの静寂に

きっと耐えきれなくなるほどの、世界なんだろうな

12/12/2025, 1:49:33 PM

スノー


鋭利な毒が降る

海底都市。サブマリン。

空虚な灰は吐く息に突き刺さる

(孤独。ここでは、孤独。)

埋もれた白から這い出た

青くない白いそら

やけに眩しくて幻で

自分すらもよく見失った

コピーアンドペーストの手元を狂わせ

元の雪景色すらも残らなくて

それでも足跡を残し続ける理由が

あなたにはあって?

12/7/2025, 6:35:03 AM

消えない灯り


叫べない

アパートだから

2階の角部屋から3番目の、エレベーターより階段の方が近い部屋だから

助けても言えない

助からない

独りだから

友達とか家族とか、そういう話を出せるほどたくさんいなくて、でも不幸せじゃないから

きっと幸せな方だから

叫べない

口を覆うしかない

いっそこのまま消えてしまいたい

潰れた肺をさらに潰して、綺麗な肺を黒かった風に見せたい

そんな風を見たい

それができれば、ようやく私は消えるのだから

消えて他の電球たちを

嘲笑って消えたい

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