Nijiame

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2/7/2025, 4:25:49 PM

誰も知らない秘密


実は私ね

詩ぬために書いてるの

なにかする為に生まれてきたはずなんだけど

色々あって忘れちゃったみたいで

だから、1番狂わされたこれで、たくさん狂わせるの

自分がこの世に生まれてきたんだって

それで目的はいいんだよって

そう言いたくて書いてるの

同情も友情も臆病も警鐘もいらなくて

ただ傍迷惑に私は、私らしさをするの

それをするだけの徳は積んだし

それに至るまでの毒も摘んだから


だから、お行儀よくちゃんと読んでてね

全ての詩が終わるその時まで

悪い詩が暖炉の火を消す、その時まで







あおい

12/9/2024, 11:22:27 AM

手を繋いで


もし手がなくても

手は繋げるらしい

変な言葉

それこそ言葉狩りみたい


もし手があっても

手なんて繋げない

変なオトナ

恋ってもみじ狩りみたい

12/8/2024, 10:02:20 AM

部屋の片隅で


もし、もし、もしだなんて

ほんとばかげてる

積もりに積もったあなたなんて

ほんとみっともない

もう、もう、めんどうなの

誰かと比べる人生も

上の上から見るあなたなんて

ほんと、首が痛い。

11/20/2024, 4:09:35 AM

キャンドル


その灯台は、どうやら探し物をしているらしい

小さな浜辺に腰掛ける少女は、不思議な笑みを零した

町外れの夕暮れは色鮮やかで、色褪せなくて

車に映るレンズフレアが、波を焦がした

「ねえ、このまま旅に出ない?」

小さな音と光が、まるでカタルシスのようだった

「ここじゃないどこかに行ってみたいの」

逃避を求めた愛、しかしその眼には煌めきが見えた


ああ、なんてアンビバレンス

あの子に灯りなんていらないんだ

ああ、なんてアンビバレンス

あの子に灯りなんていらないんだ

10/18/2024, 6:53:00 PM

秋晴れ


撫でられたい

秋風の香りが髪を凪いで

私の心にまで

心地良く


晴れわたる空と雲と鳥と

石畳と木の葉の絨毯と

私しか見ないあの人の手に

撫でられたい

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