12/8/2024, 10:02:20 AM
部屋の片隅で
もし、もし、もしだなんて
ほんとばかげてる
積もりに積もったあなたなんて
ほんとみっともない
もう、もう、めんどうなの
誰かと比べる人生も
上の上から見るあなたなんて
ほんと、首が痛い。
11/20/2024, 4:09:35 AM
キャンドル
その灯台は、どうやら探し物をしているらしい
小さな浜辺に腰掛ける少女は、不思議な笑みを零した
町外れの夕暮れは色鮮やかで、色褪せなくて
車に映るレンズフレアが、波を焦がした
「ねえ、このまま旅に出ない?」
小さな音と光が、まるでカタルシスのようだった
「ここじゃないどこかに行ってみたいの」
逃避を求めた愛、しかしその眼には煌めきが見えた
ああ、なんてアンビバレンス
あの子に灯りなんていらないんだ
ああ、なんてアンビバレンス
あの子に灯りなんていらないんだ
10/18/2024, 6:53:00 PM
秋晴れ
撫でられたい
秋風の香りが髪を凪いで
私の心にまで
心地良く
晴れわたる空と雲と鳥と
石畳と木の葉の絨毯と
私しか見ないあの人の手に
撫でられたい
9/21/2024, 7:36:11 AM
大事にしたい
特に大きなことはしてこなかった
誇れるようなことなんてなかった
それでも
緊張はしてくれる
心臓が脈打って、体全身が震えている
ああ、良かった
僕は僕を、頑張ってるって思っているんだ
こういうとこだけでも、僕を大事にしたいな
9/8/2024, 2:45:39 PM
胸の鼓動
好きな鼓動なんて1度もない
生きていることに好き嫌いなんてなくて
鼓動はずっと意味なく騒いで
私を弱く苦しくする
もっと
もっと
もっと強く
もっともっともっともっともっともっともっともっと
強く強く強く
苦しくなりたい
命の灯火なんか比にならないくらい
愛を超えた感情を持って
幻を掴みたい