もしもタイムマシンがあったなら
きっと色々な研究がすっごく楽になる。
恐竜の姿、邪馬台国の場所、埋蔵金の在り処とか!
調べようがなかったことが明らかになるかもしれない。
そしてきっとたくさんの人の命を救うことも出来る。
もしもタイムマシンがあったとしても、
私たちが使える日は訪れないかもしれないけれど、
それでもきっと、存在だけでとっても面白いよね。
今一番欲しいもの
美味しいもの、グッズ、いいドライヤー。
体力、知識、やる気、元気。
欲しいものならいくらでも出てくるけど、
1番となると難しい。
実体があるものだけならば、お金と答えるだけだけど、
なんでも貰えるのなら、体力が欲しいな。
...そう言ったって叶わないから、
努力をしないといけないんだろうけどさ。
私の名前
私の苗字は珍しい。
読みはありきたりだけど、
漢字が日常ではまず見ないようなもの。
1文字を説明する難易度が高すぎるの。
だから、よくある苗字が羨ましい。
小さい川で小川とか、大きい森で大森とか、
説明するまでもない、佐藤、鈴木とかさ。
視線の先には
動物には霊が見えるなんて噂がある。
そんなことを、なぜ今思い出したのか。
目の前にいる君の視線の先。
何を見ているの?きっと何も見ていない。
焦点が全くあっていないように見えた。
君の隣にいるペットの視線の先。
何を見ているの?その光の無い瞳で。
君の後ろを、じっと見つめてた。
私だけ
私だけが知っている。保健室にいるあの子。
クラスのみんなは名前しか知らない。
好きな食べ物も、好きな曲も、知ってるのは私だけ。
肌が白くて綺麗だった。髪が長くて綺麗だった。
今日も休み時間に会いに行くの。
もう廊下では誰にも話しかけられなくなったけど、
早く向かえるから好都合、でしょ?
でも、その日、その子はいなかった。
ずっと遠くの海で、自殺したらしい。
ネットで知り合ったらしい誰かと、
一緒に家出して、そのまま。どうして?
私には、何も相談なんてしてくれなかったな。
あの子には私だけだと思ってたのに。
私には、あの子だけだったのに。