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7/8/2024, 11:47:30 AM

町の明かり

ビルの上から見る町は、光に溢れていた。
仕事をしている気だるげな明かり。
晩御飯を食べる和やかな明かり。
消し忘れかな、孤独な明かり。
よく見れば、そんな感情が渦巻いている。
人々が作り上げるこの景色は、とても綺麗だ。

7/7/2024, 11:03:25 AM

七夕

七夕の日、1年に1度、健気な星が出会える日。
だけど、雨が降っていたらダメみたい。
過去の傾向では、晴れる日は30%にも満たなくて。
織姫様はいつも泣いていた。
でも今年は、嫌になるくらい晴れたねって、
織姫様も笑ってた。

7/6/2024, 3:24:27 PM

友だちの思い出

小学生。
校庭に集まって缶蹴りをした。
上級生も下級生も関係なく楽しんでたね。
中学生。
通話しながらゲームしたり、
ショッピングモールでお揃いのもの買ったり。
高校生。
たくさんプリクラ撮って、服買って。
一緒に勉強したときは、集中できなかったけど。

大人になったら、こんなに遊べないだろうな。
今のうちに、やりたいこと全部やらないとね。

7/5/2024, 4:12:53 PM

星空

プラネタリウムで見るような、満天の星空。
そんな景色を見てみたい。
何光年ずっと先の光が、何万年と時間をかけて。
夜の世界を明るく照らしてる。
そんな空の下で君と星座を探して、
無理があるよねって笑っていたい。

7/4/2024, 1:21:44 PM

神様だけが知っている

誰かの泣き声を聞き取れないこと。
それがただただ悔しくて、惨めで。
この世の誰もに愛されたくて、
この世の誰もを愛したくて、
この世の誰もを救いたくて。
私、たくさん努力して神様になったの。
そしたらみんなを助けられると思った。
みんなに愛されると信じてた。
なのに人は、私を遠ざけた。
話なんて聞いてくれなくて、一方的に遠ざけて、
勝手にどこかで死んでいった。
あぁ、私は誰のために、神様になったんだっけ。
覚えているのは、きっと昔の私だけ。

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