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6/29/2024, 12:47:36 PM

入道雲

あの日、君と見た景色。
丁度電車が通り過ぎた踏切の奥の遠い空には、
真っ白な入道雲が見えていた。
あの青と白のコントラストと、
夏を思わせる熱い日差しは、
きっと、ずっと色褪せない。

6/28/2024, 4:18:36 PM



期末テストが終わり、落ち着いた頃。
体操服での登校が許可され、
プールの授業も始まってくる。
そんな夏が、暑い日差しが好きじゃない。
だけど、体育祭が、夏休みが、青い空が。
キラキラ輝く青春が、確かにそこにあった。

6/27/2024, 5:09:47 PM

ここではないどこか

社会科の先生が言っていた。
関東から出たい。こんな汚い空気...。
ここではないどこか。県外か、はたまた海外か。
空気がおいしい、なんて感覚、私は確かに知らない。
でも、“空気”なんて曖昧なもののためだけに、
今の環境を捨てる勇気なんてないし、
そのせいで寿命が縮まる訳でもない。
それでもきっと、ここは息苦しいんだろうな。

6/26/2024, 2:30:48 PM

君と最後に会った日

「また明日ね。」
なんてことない挨拶だった。
でも、それは嘘になった。
最後なんて、誰も思ってなかった。
君にはわかってたのかもしれないけど。
姿を現して欲しい。またその声で話して欲しい。
連絡を返して欲しい。既読をつけて欲しい。
それすらも、もう叶わないんだね。

6/25/2024, 2:18:49 PM

繊細な花

誰の目にも留まらない、道端の小さな花。
少し触れるだけで崩れてしまうような花。
名前も知られず、育ち咲いては枯れる花。
そんな小さな小さな命でも、
土の中に強く、根を張って生きていた。

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