初恋の日

自分の感情でも、間違いなく読み取るのは難しい。
恋をした日を明確に覚えていられるのなら、
その気持ちはきっと本物だろうね。
覚えていなくても、好きになった日なんてなくても。
そんなことどうでも良くなる日々を過ごせるなら、
その気持ちだって大切にするべきだ。
もちろん、初恋に限った話では無いけれど。

明日世界が終わるなら

普段通りになんてしてられないでしょ。
大切なもの全部まとめて。大切な場所綺麗にして。
1番の親友に会いに行って。1番好きな服着て。
やりたかったこと沢山して。
永遠に感じるほど充実させたい。
人生で1番輝く世界を見たい。
時間なんて気にならないほど楽しい時間を、
世界が終わるその時まで。

君と出逢って

君と出逢って人生が変わった。
誇張表現なんてしてない。
私の何時間、何ヶ月支配したくせに。
消える時は本当に一瞬で、一言で。
それでもまだ、影を追いかけ続けてる。
声を鮮明に覚えてる。
本当に、馬鹿みたいだ。

耳を澄ますと

うるさいバイクの音、強い風が吹く音。
そんな騒音をイヤホンで塞いで、
今日も好きな曲を聞く。
今日も君の声を聞く。
それが私の楽しみだ。

二人だけの秘密

暗い路地裏。目の前の君。
我に返れば、全て終わっていた。
「今あったこと、誰にも話しちゃダメだよ。」
心臓がうるさい。今にも涙が溢れてしまいそうだった。
真っ赤に染まった君を見る。今、二人の秘密になった。
人を殺めたこと、返り血で真っ赤に染まった二人。
君のせいだ。言い訳なんて考えられなかった。
君のせいだ。後悔なんてさせてくれなかった。