刹那
長い時間をかけて、仲を深めて。
ずっと一緒に成長していって。
もう背中を任せられるほどに信頼しきっていた。
だから、安心して、油断して。
少し危ない橋を渡っただけなんだ。
ほかのものに気を取られて、少し離れただけだ。
気がついたとき、声も、音もしなくって。
振り返ったとき、もう君は君じゃなかった。
刹那的な出来事だ。なのに全て失ったんだ。
生きる意味
生きる意味が見つからなくなった?
それでも、私は死なないで欲しい。
誰か一人に言ってる訳じゃないよ。
行きたいところ、食べたいもの、会いたい人。
したいこと、見たいもの、なんでもいいから。
なにか見つけて、そのために生きていて。
きっとこの先いつか、生きててよかったって思える筈。
善悪
自分のための偽善は悪か?
偽物の感情だったとしても、それは正しいことで。
相手にとって、ただの善行だ。
善悪の見方は人に、立場によって変わる。
偽物でも、本心じゃなくても。
誰かにとってそれが辛くないのなら、偽善でいい。
あなたが勇気をだして選んだその行動を、
誰かが悪だと言うのなら、私が善だと言いきろう。
いつか本心にできるかもしれないから。
流れ星に願いを
流れ星が見えて、咄嗟に願いを送る。
そう、流れ星が流れるのは一瞬で、
何を願うかなんて考えている時間はない。
だからこそ、常日頃から望んで、願っていること。
それくらい“叶えたい”意志が強いから、
流れ星に願ったことはきっと叶う。
信じていいよね。お星様。
ルール
この世にルールなんてないよ。
全部、誰かが勝手に決めただけで。
「化粧をするな。」「ちゃんと化粧して。」
「勝手に動くな。」「自分で考えて動け。」
人によって、場所によって、規則は変わって。
所詮誰かの意思、考え方に則られている。
そんなの分かってる。分かってるけど。
置かれた場所で咲きなさい、なんてよく言ったもので。
そこで正しくあるために、反乱分子にならないように。
理不尽に耐えて、意味の無いルールも守って。
いつまでそうしていればいいんだろうね。