ヒロシは年末年始、GW、お盆と年に三回帰ってくる。
アッチコッチ転勤先から帰ってくる。
呑んで、ラーメン食べて、オケる。
オケると終電までに収まらず、朝まで歌ってる。
ミスチル、aiko、バンチキ縛りになったりする。
途中寝オチすると好きな曲入れまくってソロ活動だ。
そういえば、ココ何年もカラオケ行ってないな。
でも次回用に群青と逆夢とギラギラをマスターしておきたい!
声が枯れるまで
始まりはいつも不安でいっぱいだ。
忙しくしていればどこかへ行ってしまう。
安心して一息つくと、どこかへ行った訳ではなく、沈殿していただけだった事に気づかされる。
あいつは素知らぬ顔でスゥーッと浮かび上がって来ては、またお腹の中をぐるぐると徘徊しだす。
そんな時は南瓜の種を剥きましょう。
無心のバリアで遠ざけると良いでしょう。
他にも多くを知る。人を笑わせる。等も効果的です。
始まりはいつも
忘れたくても忘れられない
自分の犯した過ち
カメレオンの消しゴム
体育館の舞台
語ることもなく
記憶から薄れることもなく
生涯を共にする
今日も疲れたと待つ者もいない家路に向かってトボトボと歩いて帰る。
ミャ〜
どこかで猫の鳴き声が!
途端にゴルゴのような鋭い眼差しとなり、検索モードに切り替わる。
四方八方に視線を走らせながら、鳴き声の発生源を探し歩いていると。
いた!猫だ!
鳴き声から子猫をイメージしていたが、思ったより大きいぞ。
シャムの野良なんて珍しいな。
警戒させぬように腰を低くし、さもエサでもあるかのように手元をモシャモシャと動かして見せる。
しかし鳴くを止めてコチラの動向を伺うだけで、考えなしに近寄ってくる感じではない。
チッ、チッ、チッと甲高い舌打ちで興味を誘いながらジリジリと近づいて行く。
すると腰を上げ、本気(マジ)で逃げ出す5秒前、一刻の猶予もない態勢だ。
ごめん、ごめん、おどかすつもりはなく、ただ友達になりたいだけだったんだよ。
しかたなくあきらめて距離を取り、またトボトボと家路に向かって歩き出す。
遠く離れ、警戒が解けた頃に、また鳴き声が響き渡る。
鋭い眼差し
箸が転んでもおかしい年頃でもないのだか、壊れたかのようにケラケラと笑う。
最後には渋滞を起こして咽せる始末。
翌日には笑いすぎて腹筋が筋肉痛になっている。
同じ番組を一緒に見ていて、どこがツボだったんだろうと不思議に思う。
子供のように笑う楽しげな笑顔をふと思い出す。
今更ながら、つられてクスリと笑う。
子供のように