好きな人と毎日毎日LINEでおしゃべりしてきた。
それだけで好きな人と繋がれている気がして、それだけでも気持ちは毎日ウキウキできた。
ただもう会話が終わりに近づいているのをお互いに感じ合う。
どちらかが既読で終わったり、スタンプを押してきたらもう終わりのサインだ。
そんなのは嫌だ。
どうにかこうにかLINEを続けようと話題を探すが、それも限界がある。
好きな人からLINEが返ってきた。
次は私のターン。
スタンプをつけるか、既読をつけて終わりにするか。
何か送ろうと考えれば考えるほど、思いつかずLINEが放置になってしまう。
気づけば開けないLINEになってしまった。
あなたがいたから、
少し前の自分よりも素直になった気がする。
あなたがいたから、
人に甘えることが少し上手くできるようになった気がする。
あなたがいたから、
今の私は明るく元気にいられる。
あなたがいたから、
落ち込んでも、暗い気持ちになっても、どうにかやっていけてると思う。
未来…かぁ…。
自分がどうなっているのか、どんな環境で生きているのか、結婚はしているのか、子どもがいるのか…考えれば考えるほど、未来はわからない。
先のことを考えると、だいたい良い妄想しかしない。(笑)
「こうなっててほしいな…。」「こうなりたいな…。」とか。
でも、今書いてて思った。
「こうなっててほしい」って願うばかりでは、自分のほしい未来とは違うものになる。
それは、良くも悪くも…。
もし、本当に望むものがあるのなら、自分が本当に望むものとは何かを明確にして、小さなことから計画を立てて、失敗を重ねては挑戦することを忘れずに行動すれば、そのうち光が見える気がする。
もし、完全に自分が望むものじゃなくても、その時の自分が幸せであればいい!!
今自分がしていることに満足していればそれでいい!!
全てが自分の思い通りにいかないからこそ、冒険ができる。
自分が思いもしなかったものに出会える。
良いものばかりではないかもしれないが、それを含めて学びになる。
どうかそれを忘れないでほしい。
良くないことが続くと、良き未来を気づくことを諦めそうになるかもしれないけど、冒険をやめたら景色は変わらない。
自分が思う道を進み続けて。
どうか良い未来を気づいてください。
後悔とか、トラウマって結構鮮明に覚えてることがほとんど。
ネガティブな内容こそ忘れられない。
そんな中でも唯一私にとって、一生忘れない宝物のようなエピソードがある。
私が中学生のとき。二年生の秋のことだった。
運動系の部活の激励会があって、そこで私は人生初めての一目惚れをする。
一目惚れをした相手は、当時バスケ部の部長をやっていた一つ上の先輩。
中学生だけど、背が高くて、声が優しい低い声。
私は一瞬にして心を奪われてしまった。
激励会が終わっても、何だか先輩のことが気になっていた。
クラスメイトの友達にたまたま先輩と繋がりを持っていた子がいた。
最初はその子に「あの先輩チャラいよ〜」と笑いながら言われた。
でもいつの間にか、私の気持ちに気づいたのか、協力してくれるようになり、ある隙を見て、私の連絡先を書いたメモを先輩に渡してくれて、憧れの先輩と繋がることができた。
大好きな先輩とメールができるなんて!(当時はパカパカ携帯)
それだけでも胸はバクバクして、すごく嬉しかった。
私が部活から帰ると、早速先輩からメールが届いていた。
すごく嬉しかった!
メールを交換した初日に、たくさんメールのやり取りをした。
深夜1時くらいまで。
初めてこんな時間まで夜更かしした。
今では普通なのに、当時の中学生だった私は本当に偉くて純粋だったな〜(笑)
連絡先を交換した日は金曜日だったので、土日とやり取りが続いた。
月曜日、学校に行くのが待ち遠しくてしょうがなかった。
一番憂鬱になる月曜日なのに、こんなに月曜日が楽しみになるなんて、思いもしなかった。
そして、待ち遠しかった月曜日。
昼休みに、先輩の教室があるフロアに用事があって、職員室の横にある掲示板に貼られていたポスターを剥がす作業をしていた。
黙々と作業する私の頭の上に大きな手がのった。
慌てて振り返ると、先輩が友達と並んで通り過ぎて行った。
それが初めての先輩との接触だった。
嬉しさと恥ずかしさがごちゃ混ぜになった感情…胸がすごくドキドキした。
漫画や恋愛映画のヒロインみたいな気分だった(笑)
偶然、先輩と私を繋いでくれた友達もその瞬間を見ていた。
友達も何だか嬉しそうで、テンションが高かったのを覚えている。
それから先輩と少しずつ話す機会が増えたりした。
私の気持ちもどんどん舞い上がっていく。
そんな中、ある噂を聞いた。
先輩は中学を卒業したら、バスケの推薦で地方に行ってしまうと…。
私はすごく寂して悲しい気持ちになった。
友達にも何度も何度も確認をした。
卒業したらもう先輩とは会えないかも…と覚悟していた。
先輩にも勇気を出して聞いたら、噂通りだった。
先輩は内緒にしていたみたいだった。
理由はわからないけど、きっと悲しませたくなかったのかなーなんて…。
部活を引退しても、身体作りをして努力している先輩を見て尚更好きな気持ちが大きくなる。
応援したい気持ちと同時に、切なさだけがいつも心には残った。
メールをしていても、先輩と向かい合って話していても、何をしていてもタイムリミットに感じた。
卒業シーズンに入り、合唱の練習や卒業式練習…どんどんお別れの時が近づいていく。
卒業式の前の月、2月…バレンタイン。
私は先輩に渡すことを決めていた。
告白もその時にできれば…と。
バレンタイン当日。
作ったマカロンを学校で先輩に渡そうと持って行ったけど、先輩は人気もので、周りにはいつも人がたくさんいて、呼び出したりなんてとてもできなかった。
結局学校では渡すことができなかった…せっかく作ったのに渡せないのは悲しい。
私の想いも伝えたいのにってすごく悔しかった。
勇気を出して先輩にメールをして、家に届けることにした。
寒い中出てきてくれて、少し二人きりで話すことができた。
「好き」って伝えようと唇が震えた。
先輩の顔を見たら緊張して、結局直接好きって伝えられなかった。
その帰り道…勇気を出してメールで想いを伝えることにした。
その返事が仮にオッケーでも、遠距離になってしまうのは覚悟していたし、断られても好きっていう気持ちが冷めるまでは、先輩のことをとことん好きでいて、たくさん応援しようと思っていた。
メールの返信はいつも早いけど、その時は全然返信がこなかった。
当然そうなると思った…。先輩を困らせてしまったかなと心配にもなった。
夜23時くらいになって、やっと返事がきた。
答えは「ごめんね」だった。
心が痛かった。覚悟していたのに、すごくすごく苦しかった。
でもちゃんと伝えられたことは今になってもよかったなと思う。
結局伝えられずだったらきっと後悔したと思うから。
先輩の返信は「ごめんね」だけでなく、フォローの言葉もたくさん綴られていた。
私にとってはフォローの言葉も最初は受け入れ難かった。
友達にも報告して、たくさん慰めてもらった。
卒業式の前日、何だか涙が止まらなくなった。
単純に、学校で先輩の姿が見れなくなるのがすごく寂しかった。
片想いで、一方的にうきうきしていた、あの楽しかった日々がもうなくなってしまうと思うと、すごくすごく悲しかった。
卒業式で先輩がステージで卒業証書を貰う姿を目に焼き付けて、退場して行く姿を見たのが最後。
そこからしばらく先輩の姿を見ることはなかった。
私が高校一年生になって先輩と再会した。
先輩は変わらずかっこよかった。
あの、私が一目惚れした先輩は変わらずかっこよかった。
たくさんエピソードがあって、書ききれなかったけど、漫画みたいな、恋愛映画のヒロインみたいな、楽しくて切ない恋をしたエピソードでした。
今でも、鮮明に記憶に残っていて、思い出すたびにドキドキしてしまうくらい、人生で最初で最後のように思えるくらいドキドキした片想いでした。
とても短かったけど、こんな楽しくて素敵な中学二年生の日々に感謝しています。
今は先輩がどこで何をしているのか全くわかりませんが、先輩に出会えたこと、今でも宝物です。
【初めての投稿】
二人ぼっちって、寂しいと感じる人もいるかもしれないけれど、私にとっては落ち着く人数かもしれない。一人でいいときももちろんある。
でも、一人ごとをずっと言ってばかりだと何か物足りなくなって、誰かの相槌がほしくなることもある。
話し相手がいるだけでどこかホッとしたり、他愛もない話から笑いが生まれることもある。
自分だけじゃなくて相手にも刺激があるし、二人だけの空間、場の空気があるってすごく心地よく感じる。