文学作品には世界がいっぱいある。読みこなせば感情すべてを味わえる。
だから現実なんていらない。きっと私を読む読者は私が絶望するのを楽しみにしているに違いない。心理描写多めで。
私はいつか死んじゃうけど、読み返せばまた生き返るの。あなたが見てくれないと死んじゃうの。

私の発する最後の言葉は、きっと誰にも聞かせない
だからきっと　さよなら　とか　ありがとう　とか
ありきたりな言葉だったとして記憶されてしまうの
嫌だ。それじゃあ悔いがあるみたいじゃないの。
みんなのこと好いていたみたいじゃないの。
自分のこと愛してたみたいじゃないの。
全部嫌い。
ひとりぼっちはさみしいけどそろそろかもしれない

嫉みと妬みの過剰包装で埋もれちゃったちっちゃい愛

言葉は尖って触れなくても

解釈だけは包装をとかして

核心をついて破裂した時に

とびきりかわいく　だいすき　って言える

空のくせに、泣いたり笑ったり怒ったりしてる
でも苦しんでる空は見たことないな
悩んでる空も見たことない
そんなんで人間の真似できると思った？
こんなにも空が輝いて見えるのは
人間たちのかっこつけの比喩のせい
本当はただの色と光にすぎない
私は違う
苦しくて悩んで、
でもそれを忘れてたまに笑ったり、
耐えきれずに泣いたり、
怒ってみたり、する
私が生きている人間だから
私が終わりを知っているから

小学生になりたかった
中学生になりたかった
高校生になりたかった
大学生になりたかった
社会人になりたかった
今は、胎児に戻りたい。