2/26/2025, 12:31:25 PM
何もない街で、一人、歩く
ぼくらは、身勝手で不勝手な有り様だ
どんまいどんまい、またあるさって
来ないで来ないで明けない夜よ
覚えてしまったあの歌も、声も
上書きされないデータに読み込ませて
ぜんぶ。
2/25/2025, 1:44:51 PM
大地の匂い
空の青さ
透き通る、風
ひらりひらりと、スカートを揺らす
きつくしまったローファーも
緩く結んだネクタイも
ぜんぶ、脱ぎ捨てて
空を見る
下を向く
たかい、たかい、
こんなにも幸せがあるなんて
こんなにも勇気があるなんて
知らなかった自分が
ひどく悍ましい
2/24/2025, 1:18:55 PM
桜舞う春に、君は笑う
向日葵が過ぎる夏に、君は揺れる
落ち葉が枯れる冬に、君は繋ぐ
白く染まる冬に、君は唄う
揺蕩う、流れてゆく
ー花。
2/23/2025, 10:30:03 AM
まるで飛沫のような
そんな、泡。
まるで雫のような
そんな、色
魚が飛ぶ
あたしは飛ぶ
空に飛ぶ
2/22/2025, 1:06:39 PM
蝋燭を立てる
香る水の匂い
蜂蜜みたいな甘い、甘い、
嬉しくなるわ
飛びたくなるわ
何処からか、あたしを呼ぶ声
空、綺麗ねって
私ははそう言うけれど
あなた一つ深呼吸をして
ぜんぶ、綺麗だって
あたしの手を握って仰った