10/10/2024, 10:18:51 AM
なんで好きになっちゃったんだろう
ぼくはあなたを忘れたはずなのに
初恋と呼ぶにはまだ早かったのかな
早い蕾が散る季節だねって
初々しく言って
薫る花束の匂いと
甘いケーキが置かれた机に
ぼくはそっと蝋燭を落とす
涙は知らないあえてない
君は知らない涙の落とし方
綺麗に落ちるのはぼくだけ知ってる
ほらと渦巻いて
ぐうのお供出ないわね
10/9/2024, 10:18:06 AM
腫れた傷物には春は来ない
膨らんだ蕾があなたを待つ
舟に乗って月面の下へ
すいすい泳ぐ筏にぼくは
月明かりの海は綺麗だねと
白い服をくるくる回して
一本の花を差し出す君に
手送りは要らないのにって
少し笑う
10/8/2024, 10:19:49 AM
焦げたパンの味も
変わらない日々も
紅茶の甘さに溶けて
砂糖に混ぜる
苦しんだ珈琲の痛み
新しい空間の中で
窓際に置かれたまんまのソファが
優しい日照りに輝く
生活も
環境も
その場所だって変わらない
あなたといたお気に入りの
優しい
悔しい
微睡んだ
あの日々
10/7/2024, 2:05:20 PM
このまま崩れちゃったね
嘘ばかりの世界で
哀しいカナリアの歌が街に響いた
なんて最低な言葉の欠片
もっと強く刺して吐いて
強くなりたいあたしに君は
美しかった光景が前に飛び出して
春の寿 愛した暁
君は少し柔く笑った
10/6/2024, 1:01:36 PM
こんなにも哀しくなるのは何故ですか?
あなたが欲しいと願った日から時は過ぎ
運命が表れるなんて馬鹿な嘘だね
人知れず恋は加速するのに
また間違えちゃったの
下り道がわからないまま
愛が欲しいのは願いですか?
知らないったら知らないの
私は忘れたはずなのに
どうしてあなたを想い出すのか
愛なんていらなかった
愛し合うなんて知らなかった
未熟な林檎は腐ってゆく