あの人の最後の声は、もう忘れてしまった。
どんな声だったか、覚えていない。
今日、もう３年も会ってないあの人の夢を見た。
2人で笑い合って、楽しかったな。
あの時喧嘩なんてしなければ、一緒にいられたのかな。
あの夢は、あったかもしれない未来だったのかも。
でも、何があっても、離れる運命だったんだよ。
未練なんてちっともないし、これで良かったと思う。
あの人と出会って恋をしたから、今の自分がいる。
声も顔も思い出せないけど。
今も生きているかわからないけど、ありがとう。

空は青かったり、黒かったり、オレンジ色だったり、ピンク色だったり。空はこんなにもいろんな種類がある。いろんな色がある。だから、空を見上げるのは面白くて好きだ。

子供の頃の夢って、みんな覚えているもんなのかな。
叶えてたりしてるのかな。
たくさんあった気がするけど、何も覚えてないや。

どこにも行かないで。
ずっとここにいて。
お願いだから1人にしないで。
言えないよ。
言ったらどうなるかわからないから。
そうやって本音を殺した。
でも、それがよくないことだって今更気づいた。
あな人と一緒にいるべきではないんだ。
このつながりは、運命じゃなかった。

好きなのに、嫌い。
嫌いなのに、好き。
好きと嫌いが同時に存在している。
矛盾しているけど、おかしなことではないよ。