彼は交通事故に遭って、足の骨を折って病室にいる。完治するのは2ヶ月先らしい。交通事故に遭う前の彼は、体調が悪かった。帰り道でふらついたのがよくなかったと、彼は言っていた。あなたは何も悪くないよ。ごめんね。あのとき、私が家まで送っていけばよかったね。ごめんね。つらいよね。苦しいよね。私は何もできなかった。

明日、もし晴れたら、早起きして電車に乗って遠出しよう。今まで行ったことのない場所へ行こう。知らない世界へ旅に出よう。

みんなといるのは、楽しい。
楽しいけど、ときどき辛くなる。
だから、今は一人でいたい。
少しだけ、そっとして。

嵐が来ようとも、負けない。
だって、叶えたいから。
前に進まないといけないんだ。
どんなに敗れて傷ついても、諦められないんだ。
だから、諦めることをやめたの。
今日も失敗を恐れずに頑張ります。

神様が舞い降りてきて、こう言った。
あなたは何も間違ってなんかいない。その選択は正解だったんだ。だから、その選択を悔やまないでほしい。無駄だった時間も、人生には必要だから、と。