きみが夢に出てきて早く目が覚めた。諦めたいのに、忘れちゃいたいのに、どうして夢に出てくるかな。また好きになっちゃうじゃん。どうしたらいいの。カーテンの隙間から、やわらかな光が見える。次に会えるのは4日後か。長いな。それまで、どうやって過ごそう。
強い眼差しできみを見ても、目を合わせてくれないし、気づいてくれやしない。そりゃそうだよね。だってきみには、好きな人ががいるんだもん。仕方ないよ。好きだと知った時にはもう手遅れで、毎日苦しい日々を過ごした。でも、応援したよ。きみが幸せそうだったから。だけど本当は、僕がきみを幸せにしたかったんだよ。告白したら玉砕する未来しか見えないし、迷惑だってことは、わかってる。でも可能性が少しでもあるなら、まだ諦めたくない。賭けてみたい。あの人を見るその横顔を、振り向かせたい。
小学校の頃から、好奇心は強い方だったと思う。褒められるともっと上へ行きたいと常に感じていた。でも、自分より上の人を見るたびに嫉妬した。自信をつけるために努力をすればするほど、上の人のことを考えて、辛くなった。もっと高く高く、上へ行きたい。そう思っていたのに、どうしてかな。頑張ることすら疲れてきちゃった。今は休んだ方がいいのかもね。羽を思う存分休めて、そしていつか、また頑張りたいって思える日まで。おやすみなさい。いつかまた会おうね、約束だよ。
声を上げて泣いた。泣いても泣いても、泣き足りない。こんな風に泣いたのは、子供の時以来かな。
そう思い、ふと鏡を見た。
目は真っ赤で、顔はぐしゃぐしゃ。
思わず吹き出してしまった。
泣きたい時は、たくさん泣いていいんだ。
大人になって、今更気づいたよ。
心を洗濯して、また明日笑えますように。
高校生になると、放課後によく友達とカラオケに行ったり、お喋りしたりするようになった。課題やテストのことを忘れられる、いい時間だ。大人になるとこの感覚は色褪せていくのかな。