図書館で開いた本の見開きに載った
知らない時代の知らない街。

でも確かに“わたし”はそこにいた。

そこで日常を送った記憶。

仲良しのあの子たちの記憶。

仕舞い込まれた記憶が蘇り、一筋、涙が頬を伝った。


#遠い日の記憶

だだっ広い平原のど真ん中で大の字に。

嗚呼…。此のまま空に吸い込まれたら

あの人に逢えるのだろうか＿＿


#空を見上げて心に浮かんだこと

自分の中で糸が切れた音がした。

持っていたペンを置き、部屋を出る。

何のしがらみが無くなった自分の失踪に
気付く他人は居ないだろう。

#終わりにしよう

僕たちは手を取り合って
肚の中を探り合う。

#手を取り合って



自分の世界の狭さを知った時
満たされていたものは一気に消え失せた。

#優越感 劣等感

これまでは何の興味もない年中行事だったのが
あなたに出逢って楽しみな事になりました。

これからも一緒に過ごせますように

#これまでずっと