月海月

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7/5/2024, 1:43:49 PM


テーブルいっぱいに広げた布に小さな星を散らし

これは煌星、ここは華星。

この辺りには羅星を作りましょう。

黙々と作業を続け最後は樹脂で封印すれば

私だけの星空の出来上がり。


1つ洩れた星屑を口に含んで噛み砕く


#星空


7/4/2024, 1:35:44 PM


こんな×××なわたしでもどうか赦してね

こんな×××で居るなんて他のみんなは知らないもの

神さまあなただけにお見せしているの

嗚呼。こんな×××をしているなんて
みんなにバレない様にしないといけないわ


#神様だけが知っている

7/3/2024, 10:31:17 AM


細い畦道の先に、ぽかりと浮かぶ1つの気球。

何処で見た記憶だったか。

朧気な記憶はひょんな切欠で明確になる。



「顎を乗せ、額を当てて覗いてください。
瞬きは自由にしてくださいね」

覗いて見たらそこには--。


#この道の先に

7/2/2024, 2:32:21 PM


黒い羽根を拡げてあの子に逢いに行かなくちゃ。

黄色いドレスを着るあの子。

きっとよく似合うことだろう。

普段は眠っている時間だからか、幾ら羽根を羽ばたかせても
上手く飛んで行けないわ。



嗚呼。突き刺す光が躰を灼いているのかしら…

とても暑くて、躰が上手く動かせない


早く、、早く--あの子の所に行かなくちゃ。


私の躰が灼け尽きてしまう前に


#日差し

7/2/2024, 3:38:04 AM


「あなたは何処まで乗られるのですかな」

相向かいに座る老紳士に声をかけられた。

「行ける所まで乗っていようかと」

「いいですな。この鉄道は眺めも良い」

「全てが還る場所ですし」

夜空に広がる星雲を静かに列車は進んでいく。


#窓越しに見えるのは

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