4/23/2025, 11:12:32 AM
どこへ行こう
問いかけるのは、
己か他人か、鳥か魚か
水面に笹の葉が落ち、揺らめき、葉先が向いた方へ
一歩、また一歩と進んでゆく
あてもなく、周囲を注意深く見渡しながら
決して楽しいものではない、一歩ずつ踏み締め続ける長旅
この足跡は誰のだろうか
踏んでいるのは本当に土だっただろうか
僕は今、どこにいるのだろうか
わからないままにするな、という声が時折聞こえる
わからなくてもいいさ、とも聞こえる
信じるものを手繰り寄せ、自分の存在を証明する
どこへ行こうと問いかけるのは、
己が信じる者でいい
3/22/2025, 2:17:53 AM
君と見た景色
あの人どういう人だっけ。長く生きていると久しぶりに会う奴とは何をきっかけに会ったか思い出せないことはよくある。また、日頃会っていても初めて会った時のことを常に考えているわけではない。忘れることは人間の性質だから仕方ないけど、簡単に忘れたくないと思うのは我儘だろうか。
人によって記憶する方法に得手不得手があるという。自分が覚えている景色も、あの時君が見た景色と違うんだろう。隣にいてもたぶんそうだろう。だから、わかり合えるはずない。そう思い込むことで今は救われている。
12/19/2024, 12:06:08 PM
寂しさ
今日は内側からふつふつと湧き上がる
昨日はじんわりと滲み出てくる
一昨日は放たれた矢のように身体の芯に突き刺さる
鼻の奥が痛くなる
心が締め付けられる
誰にも言いたくなくて
でも言わずにはいられない
すべてを抱えたまま明日と心中してゆく
夜と朝の狭間にいる自分
12/12/2024, 12:28:16 PM
心と心
同一個体に二つあるのか、別個体にそれぞれ一つずつあるのか。いずれにせよ、心とは、見た目は同じでも中身は違うのだ。
12/11/2024, 12:18:57 AM
仲間
昔は温もりを感じる心地よい言葉だったのに、今、目に入れた瞬間胃が痛くなってる。それでも仲間は欲しいよね。