7/31/2024, 12:25:42 PM
「だから、一人でいたい。」#12
大人数でいると色んな嫌なことが起きる。
迷惑をかけてしまうし、かけられてしまう。
傷つけてしまうし、傷つけられてしまう。
そして、失うかもしれない恐怖。
迷惑をかけてしまった時の皆の優しく暖かいようで、冷たい目と罪悪感。
傷ついた時のなんでもないふりと心の中に閉じ込める悲しみ。
失った時の喪失感。
どれも私にとっては耐えられない。
だから、一人でいたい。
7/30/2024, 11:01:10 AM
「澄んだ瞳」#11
私って可愛い。私は優しい。そんなことを思っていたあの頃。
徐々に自信を潰されて、「私は可愛くない」「私は性格が悪い」そんなことを思っている今日この頃。
あの頃、私の瞳は澄んでたなぁ。
7/29/2024, 12:28:00 PM
「嵐が来ようとも」#10
雨の日。雪の日。猛暑の日。
そして嵐が来ようとも。
もう会えない君に会いに行く。
7/28/2024, 10:52:17 AM
「お祭り」#9
「夏祭り行こう!」
彼は夏祭りが好きだ。毎年毎年誘ってくる。断っても、何かしら理由をつけて行かされる。
今年も行くしかないかな…絶対誘われるんだろうなぁ……。
…あぁ。そうだった。
もう、自分で決めれるようになっちゃったんだった。
7/27/2024, 11:39:13 AM
「神様が舞い降りてきて、こう言った。」#8
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「あなたは運命の人に3日後に出会います。」
それだけ言って、帰って行った。
3日後、隣町に遊びに行っていた。ふと神様の行ったことを思い出す。ホントに運命の人なんかに出会うのか?と疑いつつ足を進める。
「痛っ!」つい声が出る。小石につまづいて転んだみたいだ。手と顔を擦りむいてしまった。
「大丈夫ですか…?」
ふわっ、と包まれるような可愛らしい声で俺を心配してくれる。
思わず、声が詰まる。
まるで自分にとっての女神様が舞い降りてきたようだ。