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7/30/2024, 11:01:10 AM

「澄んだ瞳」#11

私って可愛い。私は優しい。そんなことを思っていたあの頃。
徐々に自信を潰されて、「私は可愛くない」「私は性格が悪い」そんなことを思っている今日この頃。

あの頃、私の瞳は澄んでたなぁ。

7/29/2024, 12:28:00 PM

「嵐が来ようとも」#10

雨の日。雪の日。猛暑の日。
そして嵐が来ようとも。
もう会えない君に会いに行く。

7/28/2024, 10:52:17 AM

「お祭り」#9

「夏祭り行こう!」
彼は夏祭りが好きだ。毎年毎年誘ってくる。断っても、何かしら理由をつけて行かされる。
今年も行くしかないかな…絶対誘われるんだろうなぁ……。

…あぁ。そうだった。
もう、自分で決めれるようになっちゃったんだった。

7/27/2024, 11:39:13 AM

「神様が舞い降りてきて、こう言った。」#8

神様が舞い降りてきて、こう言った。
「あなたは運命の人に3日後に出会います。」
それだけ言って、帰って行った。

3日後、隣町に遊びに行っていた。ふと神様の行ったことを思い出す。ホントに運命の人なんかに出会うのか?と疑いつつ足を進める。
「痛っ!」つい声が出る。小石につまづいて転んだみたいだ。手と顔を擦りむいてしまった。
「大丈夫ですか…?」
ふわっ、と包まれるような可愛らしい声で俺を心配してくれる。
思わず、声が詰まる。

まるで自分にとっての女神様が舞い降りてきたようだ。

7/26/2024, 10:47:31 AM

「誰かのためになるならば」#7

「誰かのためになるなら」、彼の口癖だった。
「誰かのためになるなら、ゴミ拾いくらい大丈夫」
「誰かのためになるなら、お金くらいいくらでも貸すさ」

そう言って去年、「君のためになるなら、肝臓の1つくらいどうって事ない」と言い、私への移植は成功、彼の手術は失敗。彼は私を置いてった。

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