木漏れ日に手をかざす。
届かないいつかの貴方へと思いを馳せる。

咲き乱れる花を横目に寂しさに蓋をして髪をなびかせる風の温度に触れる。

いっその事あの花を摘んでほしい。
そしたら私は心地よく枯れて行けるのに、と嘲笑した。

隣にいて欲しい貴方は今


『春爛漫』

あなたはとっても幸せそう。

『ところにより雨』

大丈夫。
私は強いから、大丈夫。

『泣かないよ』

僕は怖がりだから、この気持ちをどこにもやれずにしまっておくことしか出来ないんだ。

『怖がり』

もう君はここにいない。

僕の手が届かないとこに消えてしまった。

取り戻せない過ぎ去った日々に思いを馳せ、また君の夢を見る。

『過ぎ去った日々』