[あ!先生ここの問題分からなくてやり方がちょっと教えてください]
[うん?あ〜そこ?難しいからここは一緒にやろうか]
初めて数学ができなくて良かったって思った瞬間だった。
数学教えてもらうのを口実に先生と話すことができるから
ラッキーだな、先生のおかげでちょっと難しめの問題も解けるようになったから一石二鳥だな
[最近はなんの本読んでるんですか?]
教えて貰ったあと少し時間がある時に私はいつも先生にちょっとした質問をしている。
先生の事は休み時間数学のワークやってたら先生から声掛けてくれてそれで惚れてしまった。
っていう感じだった。
もっと知りたい、
そう思う気持ちが先生の新しい一面を見る度により一層強くなっていく
もっと色々知りたいな
お題[もっと知りたい]
No.83
月明かりのした、浜辺を歩く
眠れないから、夜の散歩にいったのだった。
波打ち際にひとつの影があった。
近づいてみると同じクラスで近くに住んでいる、好きなだった。
思いっきって声をかけてみた。
[こ、こんばんわ]
[、、、]
ずっと一点を見つめていたのか反応はなかった。
[こんばんわ]
今度はもう少し近くで聞いてみた。
[こんばんわ、寝れないの?]
2回目で気づき、返事をしてくれた。
いつも通りの爽やかかな優しい声で
[うん、寝れなくてそっちは?]
いつもの彼女だった。なのに月明かりのせいだろうか、いつも以上に綺麗で愛おしく思った。
[私も寝れなくてね、あとちょっと外の空気を吸いたくてね]
いつもの彼女なのになんだか違う気がした。
彼女はずっと空の一点を見つめていたのだった。
[月綺麗だよせっかく来たんだし見てきたら?]
そう言って座ると隣をポンポンと軽く叩いたのだった。
お言葉に甘えて見ることにした。
今このタイミングはおかしいかな
けど伝えたい、彼女が転校する前になにかないかな、
見上げると月が顔を出していた。
海面はプランクトンで光っており、美しい景色だった。
[月が綺麗ですね]
そういうと、頬を赤らめながら君は言った
[そうですね、綺麗ですね]
[私、][俺、]
言おうとしたタイミングでその子の方も同じタイミングで口を開いたのだった。
お互いに譲り合って、結局僕から言うことになった。
[中学で同じ部活になって、からずっと好きでした、こんな僕でよければ付き合ってください!]
怖くて、彼女の顔が見れなかった。
[はい、こ、こちらこそよろしくお願いします!]
[やった!!]
思わずガッツポーズをした。
照れながらも笑っていた。
月夜のしたで軽い冗談をしばらく言い合ったあと、一緒に家に帰った。
お題[月夜]
No.82
私の家の近くには小さくて、温もりのある落ち着いた雰囲気のするカフェがある。
そのカフェに仕事終わりに行くのが毎週の楽しみになっている。
何度も来るうちにすっかり店員さんと軽く話す程の仲になった。
[こんにちは、期間限定のパンケーキはいかがですか?]
期間限定のパンケーキか、どんなのだろ?
気になってメニューを開いたら期間限定いちごパンケーキと見出しがあり、いちごとチョコソースがかかっている写真があった。
たまには贅沢しちゃってもいいよね
[じゃあ期間限定のパンケーキでお願いします。]
[かしこまりました]
お題[たまには]
No.81
列車にのって、初めての彼氏とデートに向かう
中学からずっと好きだったんだけど、なかなか踏み込めずに告白できずそうしているうちに月日が流れたのだった。
思い切って、卒業式の日に告白をしたのが恥ずかしくもあり懐かしい想い出
列車の道中、普段は長く感じるものに、沢山話して、笑ってるうちにすぐについた。
まさかの両方思いだったみたいで、先生に恋愛相談を乗ってもらってた事はあとから聞いた話だ。
出会った時も電車の中で隣になって、たまたま同じ本を読んでいたのがきっかけだった。
それはもう偶然より運命の赤い本の方が正しい気がしてきたけどね
ずっと好きな人のそばにいますように
そう願いながら、電車から降りた
お題[列車に乗って]
No.80
春には満開の花を咲かせていたのが
夏になると緑いっぱいになってセミの音が聞こえる
秋は緑から黄色やオレンジに変化し風に舞い、鮮やかな道ができる
冬は寂しいけど花を咲かす準備をしているその姿さえ美しい
お題[枯葉]
No.79