言えない、言える訳がない
だって、会えなくなるのが寂しいから泣いてるなんて知られたら恥ずかしさで真っ赤になりそう
[あれ?泣いてるもしかして悲しい?]
気づかれた、、、
引っ越しなんて聞いてない、、
なんでせっかく一緒に進学できたのに
一緒に先生になれると思ったのに
[最後まで聞けよ、お別れじゃない]
[え?お別れしないの?]
キョトンとなった安心
[うん、大学生だから、親元を離れて、一人暮らししたいって親に頼み込んだら条件付きだけど許可もらった。]
さっきまでの不安と悲しみ返してよ
本気で不安になったじゃん
[それ本当なの?]
[うん、本当は大学でのサプライズにしたかったんだけど泣いちゃったからね〜]
悔しいな〜
[何騙されてるの?嘘泣きだよ〜]
やり返しい気持ちがあったから
[ひど〜じゃあ悲しくなかったんだ]
悲しくないなんて言ったら嘘になるけど
[ショックだったけど泣くまではね〜]
[大学行っても仲良くしようね、]
[おう!約束な]
[うん約束ね]
お題[涙の理由]
No.58
突然電話がなった
誰か疑問に思いながら出ると
懐かしい声が聞こえてきた
[もしもし、今行ける?]
高校時代の親友からだった
[久しぶり!元気してた?]
嬉しくて声を弾ませる
[近々会える報告とお願いしたいことがあるの!]
[どんな報告だろ楽しみ〜]
声色だけで嬉しい報告なのだと分かった
[いつ空いてる?私はいつでもいいよ]
話はトントン拍子で進んで行った
[じゃあ今度の日曜日ね]
無事に予定が決まった
急に電話がなり、何事かと思ったけど
声だけで嬉しそうなのは分かった
どんな報告か楽しもだな
お題[声が聞こえる]
No.57
初めてバレエを見に行った時
衣装が綺麗で、しなやかなで綺麗な動きに
心を奪われて
私も、あんな風に綺麗に踊りたいって思った
その時はただの憧れだった
続けるうちにバレエの魅力にハマっていって
どんどんできることが増えて行った
中学になったら初めての主演を任せられた
厳しいレッスンの中でキツくなったこともあったけど
それ以上に楽しいと思うことが増えてきた
私は今日地元のバレエ団に入団して初めての幕が上がる
不安もあるけどここまで大好きなバレエを続けられたことが嬉しかった
私の物語はここから始まり、そしてここで終わるのだと
思った。
お題[命が燃え尽きるまで]
No.56
部屋に置いてあるサイコロカレンダーを今日の日付に変えた
[今日じゃん、そういえば冷蔵庫にケーキ作れるだけの材料あったよね]
今日は同棲している彼氏の誕生日だった
オンラインでのカウンセリングの仕事をしている私より中学で教師をしている彼氏の方が起きる時間が圧倒的に早いため朝は顔を合わせるタイミングがまるでないのだった。
その代わりに夕飯は一緒に食卓を囲むことが多い
午前の仕事が終わったら
お昼ご飯ついでに足りない材料買いにいこうかな
買い物が終わって、軽い昼食を食べる
シンプルなショートケーキが1番かなと思い
スポンジの生地を作り、その間にオーブンで予熱を入れる
メレンゲを泡たてそれを生地に加える
型に流し込み空気を抜く
予熱したオーブンにそれを入れ、その間にいちごなどのフルーツを切っておく
ひと段落ついたところで一旦作業をストップさせ、
夕飯の準備に取り掛かる
普段より少し気合いを入れて
メニューは
[エビフライ、ピラフ、スープにサラダ]
ピラフは本当に大好きなようで毎回お変わりをして、すぐに炊飯器は空っぽになってしまうのだった
給食に出たら毎回嬉しそうな顔をして[今日ピラフやった!!]と嬉しそうに報告してくれるのが本当に可愛い
炊飯器の電源を入れ、スープに入れる人参、じゃがいもなどの野菜を切り、鍋に水、切った野菜を入れて、コンロの電源をつけるエビフライの下準備を終えた頃
ちょうどタイミングよく
焼きあがって、型からだし、冷ます
その間に飾り付けの準備を進めていく
チョコプレートにhappeningの文字を書くのは未だに慣れないでいて苦戦してしまうのだった
苦戦しながら書き上げた頃様子を見てみると冷めていた
半分くらいに切り生クリームを載せ、ヘラで伸ばしていく
半分くらいに切ったいちごを載せ
その上にスポンジを重ね、同じようにクリームを乗せていく
切っていないいちごを感覚を開けながら乗せていく
間にクリームを絞り込み
仕上げにチョコプレートを載せればバースデーケーキの完成だ
完成したばかりのケーキを冷蔵庫に入れたところで
夕飯の準備に取り掛かる
油を弾いて、衣つけしたエビをフライパンに入れる
ついでにスープの中に火が通りやしすい、玉ねぎ、レタスなどを加える
お皿にキッチンペーパーを乗せ、エビフライを載せる
一息ついた時に
[もうそろそろで帰れそうご飯なにか楽しみ]
あ、LINE来てるいつもは献立ここで教えるけど今日はお楽しみにしようっと
[お疲れ様、今日のご飯は着いたらわかるよ]
運転中かもな
少しづつ、喜ぶ顔を想像しながら準備を進める
どんな反応してくれるかな
お題[カレンダー]
No.55
世界に1人だけのあなたへ
いつも直接話しているから、こういう形で伝えるのはなんだか恥ずかしいですけど
直接の方が恥ずかしいので
手紙で伝えさせてください
あなたと出会ってからもう3度目の春が来たんですね
あっという間でしたね
明日でお別れなのが寂しいです
あなたは気づいてないのかもしれないけど
最後に言わせてください
初めてあった、あの日からずっと好きでした
一緒の委員会を担当できて幸せでした
先生に怒られたのもひとつの思い出ですね
優しくて、仲間想いで明るいところに
惹かれました
なんの愛想もない私ですが、
こんなん私で良ければ付き合ってください
お願いします!
これでいいのかなめちゃくちゃ不安すぎる
正直、幼なじみから恋人の関係になるのは怖いけど、ちゃんと伝えたい、別々の高校だから会うこともないし、告白するいい機会だなと思い
手紙に綴った
この思いが届きますように
そう願い封をした
お題 [世界にひとつだけのもの]
No.54