ドン──
と、音がして
身体がふわりと浮いた
誰も悪くない
すれ違いでの出来事なのだから
そう思っているのに
心のどこかでは
誰かのせいにしている
今日、この時
この場にいなければ
こんなことには
今日、この時
あの人がこの場にいなければ
どんどん自分がどす黒くなる……
“後悔”が呪いのように
僕を惑わす──
終わりを覚悟した時
人はこんなにも醜くなるのだろうか……
僕は生きたい──
後悔を乗り越えられる精神を持って……
落ち行く心を拾い上げ
僕は深呼吸をする──
(2023.06.18/落下)
未来のことは
私には分からない
誰にも分からない
それは、今も昔も変わらないこと
けれど
誰しも未来が
今よりもきっと
明るいものとなると
信じていたと思う
それこそ
織田信長 たち
歴史に名をのこした人たち
彼らもきっと
未来は今よりも
明るいものと信じていたと思う
だから
私も
未来は今よりも明るい
それだけは信じたいと思う──
(2023.06.17/未来)
この頃はコロナ禍、真っ只中。
だけど一回、罹患したことで世界の見え方が少し変わった頃だった。
対策しても、消毒しても、マスクしてても
罹患する時はする
自分のピリピリモードだったのが少しマシになった
罹患前は、本当に異常なくらい警戒してた
みんなで頑張って対策もしたのに、罹患
頑張ってきた分、我慢した分……少しご褒美をあげよう的な
だからといって、対策を怠るわけでもなくね。
油断もせずにほんの少しね。
ただ、
会える人にも限界があって
友達には全然、会えてなかったな
会える距離なのに
素直に会えないもどかしさ
見えない壁は、分厚かった。
1年前と今、
色んな状況が良くも悪くも違うのだけれど
来年と今では、
色んな状況がちゃんと前に進めているといいな、それだけは思わずにはいられない。
(2023.06.16/1年前)
好きな漫画はバトルものやサイコパスもの
グロいものやエグいもの……
リアル世界で起きたら嫌なものはわりと好き
○○言葉選び辞典も好き
心理学的なものも
忘れちゃいけないのは
ギャグもの
笑えるものも好きです
(2023.06.15/好きな本)
「……どんよりしてるなぁ。傘、どうしよう……」
私は断れない女、というやつだ。
今日は友達と約束していたのに──
「今夜、ご飯一緒にどう?」
「……はい、いいですよ」
職場の友達の誘いもOKしてしまった……
先約があるって言えれば、どんなに良かったことか。
「待ち合わせは、✕✕駅でいいかな?」
せめて両方に行けるようにと、二つの約束のお店を近くに指定させてもらった。
「……何でファーストフードなんだ?」
友達にツッコまれた。
「……お昼からずっと、食べたくて」
心の中で謝りながら、男性はそりゃあガッツリ食べたいよね……なんて思った。
「……何でパフェ?」
職場の友達からもツッコまれた。
「疲れた時は、甘いものでしょ?」
自分でもツッコみたくなった。
メインはどうした、ってね。
二人は首をかしげながらも、それに付き合ってくれた。
5分に一度、行き来。
ある意味、仕事よりもハードだった。
“お腹が不調で……”
そんな理由を取って付けた。
それぞれの別れ際、家まで送るって言ってくれたんだけど……
それを断ることが出来なくて。
二人が鉢合わせになってしまった。
「お前……」
二人は暫く互いを見て、固まった。
私が自分の性格を呪おうとした時だった。
「──久しぶりだな!」
「え?!」
「あ、あぁ! 久しぶり! 元気だったか?」
まさかの二人は友人同士で……
“久しぶりに飲もう!”となって、どんどん盛り上がっていった。
「じゃあ、また明日」
そういうと、二人は行ってしまった。
──遠くで雷の音が聞こえたが、雨が降る気配はない。
「……もう……降るなら降ってよー……」
(2023.06.14/あいまいな空)