人生は一本の木
というのを
何かで見たのか
聞いたのか
頭の中にある──
確かに
日々、選択肢だらけ
ゲームみたい
Aを選べば良いことがある
Bを選べば悪いことが起こる
Aを選べば良いことがある
Bを選んでも良いことがある
Aを選んでも、Bを選んでも
悪いことが起こる
色んな岐路に立って
選んだ結果が今の自分の立ち位置
時々、思うんだよね
あの時、Bを選んでいたら
別の人生を歩んでたのかなって
でも
それは別の私なんだよね
──面白いなぁ
(2023.06.08/岐路)
──何もかもメチャクチャだ
選択肢を間違えて大切な人を破滅に追い込み……
自分も犠牲にした……
それなのに世界を救うことは出来なくて
……一人の力の限界を知った
割れたクッキーのように
脆く
崩れる世界……
僕は君の傍にいる
出来ることなら君を抱き締めたまま
今日の終わりを
君に愛の告白をしながら世界の終わりを
告白の返事は聞かなくていいよ
どんな返事でも
僕は君の隣にいたいから──
(2023.06.07/世界の終わりに君と)
最悪は
滅多にやってこない
“最悪”って思うことは
たくさんあるけれど
本当に最悪なのかと
よくよく考えてみると
そうではないって事が
たくさんあったりする
最悪、ではなく
最低、なんじゃないかな
そして最悪は最高の前兆──
私はそう思いたいし
そう思っている──
(2023.06.06/最悪)
実は、ココで書いてることも秘密にしてる
自分の頭の中に
世界があって
街があって
色んな住人がいる
それもまた秘密ごと
例えば女装男子
男の娘とか
えぐいことしてるヤツも
女々しいおっさんも
スケバンな女子とか
男好きな男もいたり
女好きな女もいたり
侍も勇者も悪魔も妖怪も妖精も……
とにかく色々と住んでる
もちろん喋る動物とかも
色々と存在する
そんな存在を感じさせないように
生きているのが私の最大の秘密と思っている──
(2023.06.05/誰にも言えない秘密)
家族で住む家は大きいのに
僕の部屋は狭い
広いはずなのに……
タンス
ベッド
机
趣味のもの……
いつの間にか
僕の部屋は狭くなった──
少し前までは
床に寝転べるスペースもあったハズなのに
そう思って
少し断捨離をした
部屋の片隅に
使わなくなったオモチャを箱に積めて置いていた
それを思いきって……捨てた
その分、広くなったハズなのに
「どうも……こんばんは……」
その隅に変な人が住みついた──
どこかの絵本で見たような
可愛いキャラクターではなく
……変な人
どう変なのかは、想像にお任せするけど
理由は簡単、イメージは人によって違うから
──話は戻るけど
その変な人がいるせいで
僕の部屋は狭いまま
最初は無視して
どう追い出そうかとか
そんなことばかり考えてたのに
気付いたら
一緒にトランプしたり
ゲームしたり
宿題を教えてもらったり
今では僕の友達
最近、変な人は恋人が出来たらしく
時々、出掛けるようになった
僕にも好きな子が出来て
恋バナなんかもするように
いつか
変な人は結婚して
出ていってしまうかもしれない
いや
もしかしたら
変な人がまた
一人増えるかもしれない
僕の狭い部屋が
広くなるか
もっと狭くなるか……
実は僕自身が一番
わくわくソワソワしている──
(2023.06.04/狭い部屋)