太陽の下で姉は
イカれたことをしている
急に木が欲しいと言っては
マッチが欲しいから買ってきてと言ってきて
なにをしようとしてるのか不思議だった
そして、姉はなにをしようとしたのか今わかった
姉は今、家の前で焚き火をしている
ふざけんじゃねえぞ!
火事になったらどうしてくれんねん!!
そう怒ったら姉は頭がおかしいことを言ってきた
太陽のせいにすればいいのよ!
なんて言うわけで。
木が太陽で燃えるわけねえだろ
虫眼鏡使ったならともかく
使ってねえだろ。 ほんと頭おかしいわ。
落ちていく
どんどん深く深く落ちていく
終わりが見えない
暗くて暗くて 寒くて冷たくて
寂しい、ここはすごく
嫌なところだな
暗いところから 少しだけど
うっすらと光が見えた
嗚呼、きっとあそこはあったかくて
綺麗なところだろうなっと思った
そこに近づいて触れた時
そこは、病院だった
三か月ほど起きなかったらしい
僕はトラックに轢かれたらしい
相当の重症だったらしい
僕は少し息があったらしい
息してること自体奇跡に近いほどの状態だったらしい
嗚呼、そっかあのままずっとあそこにいたら
今頃僕はこうして........
落ちていく
どんどん深く深く落ちていく
終わりが見えない
暗くて暗くて 寒くて冷たくて
寂しい、ここはすごく
嫌なところだな
暗いところから 少しだけど
うっすらと光が見えた
嗚呼、きっとあそこはあったかくて
綺麗なところだろうなっと思った
そこに近づいて触れた時
そこは、病院だった
三か月ほど起きなかったらしい
僕はトラックに轢かれたらしい
相当の重症だったらしい
僕は少し息があったらしい
息してること自体奇跡に近いほどの状態だったらしい
嗚呼、そっかあのままずっとあそこにいたら
今頃僕はこうして........
どうすればいいの?
どうすれば、僕は生まれてきてくれてありがとって
あなたに言われるのだろうか
どうすれば、僕は愛してるよって
あなたに言われるのだろうか
一度だけどもいい
一度だけでも言って欲しいな
僕を産んだあなたに
言って欲しかったな
だも、あなたにとって僕は”邪魔“な存在なんだよね
ごめんなさい、ごめんなさい
僕が産まれてきてごめんなさい
僕が生きてごめんなさい
僕が生きてるからあなたの人生はめちゃくちゃ
そうなんでよね。
ごめんなさい。
僕は、死んであなたに償いたいと思います。
でもやっぱり、あなたに......お母さんに
愛してるよって.....生まれてきてくれて
ありがとうって言われてみたかったな......
脳裏にふとあの景色が見えたんだ
本当に久しぶりに見たよ
本当に、
なんで、君はいつも
一人で抱え込んで、苦しんで、飲み込んで
我慢をとてもするんだろうか。
君が首を括った場所で、君が気に入っていた場所で
紅茶を毎日飲んで、癖のようにカップを二つ準備して
君が気に入っていた花たちを見ながら
涙が止まらないだ。思い出すたびに
最初は何もかもがわからなくなって、泣いて
俺も君のところに逝きたいと何度思ったことか
でも、君はそんなことは望んでいないだろう
だから俺は今日も生きて
寿命をまっとうしてから君のところに逝くよ
待っていてね。