バスクララ

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11/30/2025, 12:09:12 AM

押し入れの奥から古びたオルゴールが出てきた。
あー、あったなあ……と思いながらとりあえずネジをくるくる回してフタを開くと美しい旋律が流れてきた。
だけどところどころピンが折れてるのか音が抜けている箇所があった。
元のメロディはどんなのだったっけ?
私はその失われた響きをもう思い出すことはできない。
押し入れの奥でひっそり存在していたそれを忘れていたし、メロディを聴いても懐かしいとも思えなかった。むしろ、初めて聴いたような気さえする。
申し訳ない気持ちになりながらも、私はオルゴールをそっと燃やせないゴミの袋に入れた。

11/28/2025, 2:45:47 PM

朝方にふと目が覚めた。
部屋に漂う温度から外はめちゃくちゃ寒いんだろうなとまだ眠い頭でぼんやり思う。
今日は霜降る朝だからこんなに寒いんだなあ。
子どもの頃は喜んで霜を踏みに行ったけど、大人になった今はただただ寝ていたい。
あったかいお布団に包まれての二度寝……ああなんて幸せなんだろう。
今日は休みだからとことん寝てられる。
それじゃ夢の中に行ってきま〜す……

11/27/2025, 12:06:51 PM

あれ? 家のカギ締めたっけ?
……そう思ってしまったが最後、冷や汗がダラダラと流れ落ちそうな感覚と焦りが湧き上がった。
落ち着け落ち着け……まずは深呼吸。次いで心の深呼吸だ……
ああでも確かめたいっ! 今すぐ家に帰りたいっ!
だけど今は仕事中で帰れない!
うう……この気持ちのままあと数時間仕事中しろと言うのか……!?
全然集中できないし落ち着けなーーーい!
……というわけで仕事が終わったら爆速で家に帰ったら、ちゃんとカギは締まってました。
あー、良かった。
……でもあれ? ロッカーちゃんと締めたっけ……?

11/26/2025, 3:30:50 PM

僕たちほど時に振り回された兄弟はいないと思う。
最初はただ弟を助けたかっただけだった。
その思いが無意識の内に時渡りの力を発動させ、弟は安全な時へと飛んだ。
だけど結果的に弟には途轍もない苦労をさせてしまうことになった。
弟は僕のことを本当は恨んでるのだろうか。憎んでるのだろうか。
いつも兄ちゃん兄ちゃんと僕を笑顔で呼ぶ弟にそんな怖いことは訊けない……
だけど僕はどんなことがあっても弟をかけがえのない家族だと心に固く誓っている。
弟の方が僕より年上になってしまったけど、弟は弟だ。
時を繋ぐ糸が僕たち兄弟をまた引き裂いたとしても、何度だって探しに行く。
どんな思いを向けられても僕は弟が大好きだから。


§


元ネタはドラ◯エ10の主人公と兄弟姉妹です。
弟を選び、最初は「なんだこいつ……」と思いましたがストーリーを進めるにつれ「絶対助けてやるからな!」と思えるほど大好きなキャラになりました。
無料体験版もあるので良かったらぜひ遊んでみてください。

11/25/2025, 3:04:47 PM

落ち葉をかき分けてばあっと出てきた妹。
そこまでの軌跡がまるでモグラの道のようでなんというか、よく掘った(?)なと思う。
妹は葉っぱまみれで「お姉ちゃん見てー! 落ち葉の道が出来てるー!」と無邪気に喜んでいる。
私もそうだねと返しつつ、帰ったらお風呂だな……とちょっと心の中でため息を吐いた。

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