眩しいのは嫌い。真っ暗闇も嫌い。
私は光と闇の狭間で一人、寝転がっていた。
時々どっちからもお誘いが来るし、貶されたりするけれど、もうここが心地よくなってしまった。
このままでいいのかなとはちょっぴり思うけど、どっちにもいけない私はここがお似合いなのだろう。
だから私はずっとここにいる。
でも耳の奥からくすくす笑い声が聞こえるの。
この人はずっと怠惰だね……って。
速さに時間を掛ければ距離が求められる。
距離に速さを割れば時間、距離に時間を割れば速さがそれぞれ求められる。
当時それが覚えられなくて算数のテストはボロボロ。
本格的に算数や数学が苦手になった原因は間違いなくこの公式だった。
だから距離といえばこの公式が真っ先に思い浮かぶ。
私と同じような人が日本のどこかにはいるだろう。
……いてほしい。マジで。
家族を失った。
故郷を失った。
大切な人を失った。
心の拠り所を失った。
わたしの心はぽっかり大穴が開いて、どんなことでもどうでもよくなった。
失ったものだけを数えちゃダメだよって、全然知らないお姉さんは言った。
じゃあわたしはどうすればいいの?
わたしは過去を思い出すことでしかわたしを保てないのに。
お姉さんはわたしの手を引いていろんなところに連れて行ってくれた。
のどかな草原、大きなお城、静かな森……
お姉さんはわたしに旅の心得とかの生きる術を教えてくれた。
いつも明るく笑っているお姉さんがいつしかわたしの大切な人で、心の拠り所になっていた。
ずっとこの幸せが続けばいいって、そう思っていた。
……でも、そうはならなかった。
お姉さんはわたしの前で死んでしまった。
泣いて泣いて、泣き通しても死んだ人は生き返らない。それはわかりきってるのに涙が止まらない。
やっぱり大切な人はわたしの前からいなくなるんだ。
泣かないでという優しい言葉をもうかけられなくてもいい。
わたしは一人で生きていく。
11月も充分寒いけど、12月が目前になると冬のはじまりだなあと思う。
秋から冬になるこの時期はなんといっても風邪引きさんが多くなる。
ゆっくり休むために湯たんぽとかで温めたお布団に入ろう。
栄養のあるあたたか〜い食べ物飲み物もいいね!
他にもいろいろ風邪予防のアドバイスはあるけど、今言うのはこれだけ。
とりあえずはあったかくしよう。冬を元気に乗りきるために。
今年の冬はたぶんもう始まってるから。
まだ読みたい。
まだまだ読んでいたい。
だから終わらせないで。
自分自身こそが一番のファン。まだまだ自分自身の紡ぐ言葉や物語を読んでいたいの。
終わらせてしまったら自分の好きが減ってしまう。
だから書くことを終わらせないで。
自分自身の考えを知るためにも。