『時間よ止まれ』
時間よ止まれと思った瞬間
・文化祭の前日、みんなで夜な夜な作業をしていた時
準備で忙しくも充実の日々を過ごしていて、
明日の本番で終わってしまうんだなという
寂しさを感じつつ・・・
・3つくらいの仕事を同時に進めていた昨日
途中1時間くらい時間が止まってくれたら
一つ一つがもっといい仕事ができたのにな
・ハーフマラソンのラスト
2時間切るのが目標で、
残り2キロで1時間48分くらいで、一瞬止まれと思った
なんとか1時間59分でゴールできたが
『夜景』
20代の頃、卒業旅行で1人で小笠原諸島に行った。
片道27時間の船旅を経て、父島に付き、
とりあえず、自転車で島一周した。
自転車を返し、近くの店でお土産を見ていたところ、
3人組の女性が入ってきた。
話しかけたところ、彼女らもみんな1人旅で、
ついさっき外で仲良くなったとのこと。
そのまま、3人と一緒にご飯を食べた。
3人のうち1人は、何度も小笠原に来ていて、
彼女に「近くに星が綺麗に見えるところがあるから、
みんなで夜一緒に行かない」と、誘われた。
ご飯の後、準備を整え、もう一度集合し、
彼女のおすすめ場所に向かって、みんなで歩いた。
そこは、街の光が届かない、山の反対側の空き地で、
星の光のみで、満点の星空の夜景が広がっていた。
その場所に連れて行ってくれた彼女が言っていた。
「私は、何か辛いことがあると、小笠原来るのよね」
数十年前の記憶であるが、
あの夜景の場所に連れて行ってくれた彼女は、
今何をしているだろうか?
何度も小笠原に足を運んでいるのかな?
もうあれから行っていないのかな?
『空が泣く』
空が泣き出しそう。
雲が厚く、そして黒い。けど雨は降っていない。
ぎり耐えている。
頑張れ空。まだ耐えられるぞ。
家に着くまで、耐えるんだ。
ポツ、ポツ、ポツ
耐え切れなかった・・・
空が泣き出した。
『君からのLINE』
あの日から、君からのLINEが来なくなった。
君との関係がいつまでも続くとは思わなかったから
ついにその日が来たのか、と当時は思っていた
今となって思えば、もっと違う行動ができたなと思う
大人になれない、中途半端な自分だった
どうしてあの時・・・
どうしたら大人になれるのだろうか
どうしたら覚悟が生まれる人になれるのだろうか
最近そんなことを考えさせられる出来事が多い
『夜明け前』
ドーーーン(dawn)。
夜明け前の時間は長かった。
君と初めてデートした日
まさか一緒に夜明けを迎えるとは思わなかった。
君と過ごす時間はあまりにも楽し過ぎて、
ご飯を食べるだけでは物足りず、バーに行き、
最後は君の部屋に行くことになった。
横になり濃密な時間を2人で共有していたら、
いつの間にか夜明けを迎えてしまった。
◯だです。ドーーーーン!