海の底には
何がある?
冷たい水
暗い世界
未確認巨大生物
まだわからないことが多いなら
他の可能性だって
あるかもしれない
海の底の扉をノックすれば
「やあ、いらっしゃい!」
と出迎えてくれる
遠い昔の仲間が
待っているかもしれない
君に会いたい
そう思ってきたのは
またいつか会えると
私の心が知っているから
その時何を話すのだろうか
ふと思いついたこと、
その時大好きなこと、
生真面目な挨拶とか
それとも
ただ、にっこり笑うのだろうか
どんな出会い方をしても
きっとこんなことを
明るく話すんだろうなぁ
「貴方がいなくても
私はひとりで私の人生を
楽しんでこられたよ
これから先は
こういう私が
いつも一緒にいるから
楽しさ倍増だからね!」
自分が書き記した言葉
振り返りたくないこともある
書くことでその時はスッキリしても
また思い出してしまうから
でも、
それを書いた時の自分を
日記と共に
まるッと受け止めてみよう
その時の気持ちも
全部残らず
みんな
そして
そっと手放していこう
これから先は
今いる私で
歩んでいくと心に決めて
う〜、寒い寒い
帽子かぶってない日に
こんな風強くて
冷たい風が
吹き抜けていくなんて
もう耐えられない、
えい、
とダウンのフードを
被った
すると
寒さが
まるでウソのように
あったかい
ダウンのフード、
飾りだけではなかった
素晴らしい優れもの!
と心の中で
ダウンフードへの賞賛を
連発しながら
家路を急いだ
さて、
もし心に木枯らしが吹く時は
どうしようかな
うーん、
自分で自分を
思いっきり褒めてあげよう
自画自賛
いいじゃない
まず自分から始めよう
自分の心があったまれば
周りにもその温かさが
伝わっていくから
美しいもの
流れるような万年筆の筆跡
鈴の音のように笑う軽やかな声
他の人の見えないところで
さっと助け舟をだす気遣い
雨上がりのきれいに耕された黒土
まだまだいっぱいある
この世界は美しいもので溢れている
まだ見ぬ美しさに出会うことに
意識を向けてみようかな
楽しみがまた一つ増えた