お題
『 空が泣く 』
『ねぇ、』
「ん?」
曇り空が広がる空を見つめながら親友は話す
『雲ってさぁ、感情あるのかなぁ?』
哲学的なことを私に問いかける
「さぁ、?でもなんで??」
さぁ、とか言いながら少し気になる
『だって、雲って泣くじゃん』
「あー、」
確かに、と思った
続けて私は言う
「でもさ、それって雲じゃなくて空の感情じゃない?」
「今の曇り空もきっと空の感情を表しているんだよ」
『確かに!太陽も月も空にあるもんね!』
こんな話の答えは自分自身しか知らない
本当に物や空にも感情があるのなら
ひとりの生き物として見守ってみたい
お題
『 本気の恋 』
なんだろう…胸がドキドキなっている
驚いているのだろうか、緊張しているのだろうか
そのステージに立っているあなたは輝いている
これが恋なのか
本物の
お題
『 カレンダー 』
この日のために頑張ってきた
塾へ行った日には2重丸を
家で何時間も勉強した日には丸をつけた
この1年のカレンダーにはたくさんの2重丸と丸が書いてあった
これも全部自分の努力の証だ
「 よし…! 」
私は両手を握りしめた。
そして制服を着て行ってきます
その声を家族と今までの資料やノートへとふりかけて
私は試験会場に向かった
お題
『 胸の鼓動 』
桜が満開になる頃
私達は高校生を卒業する
もう、義務教育も終わって3年も経つのかと
思うと驚く
もう18になって成人している
それがこの場にいる全員にも共通する
そして、目の前にいる18年来の幼なじみも
胸の鼓動が大きくなってきた
好きです
空へ旅立つ
青空へ
お題
『 きらめき 』
あの日の夜空はきらめいていた。
『 星がきれいですね。 』
あんたは私に言ったんだ
でも気付かないふりをしてしまった
だって、うちら幼なじみじゃん
切っても切れない家族みたいな
仲だったじゃん
ねぇ、なんとか言ってよ
どうして言ってくれなかったの
好きなのに