「子供の頃の夢」
好きなことの延長線上に
気づいたら夢があった
そのうち
現実と夢の狭間に居た
そして
安定した現実に流れた
夢は頭の片隅に追いやられた
"いつか"という甘い言葉
でも
輝く1番星のような点が
やっぱりまだ残っていたんだ
点と点を結び形にしていく
自分にしかできない喜び
子供の頃の夢に近づいてみたい
ーお知らせー
詩集「かけがえのないモノ」ビビ(文芸社)
書店及びネット書店で販売中です。
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「雨の香り、涙の跡」
雨の香りは
微かな悲しみを
連想させる
凛とした
君の横顔に
乾いた
涙の跡
「系」
細いけれど強い
切れない系
誰の心にも
確かにある
もし切れたとしても
また結べばいい
「届かないのに」
年賀状を送り続けている
中学生時代の友達
卒業以来年賀状を
やり取りしていた
会ってはいないけれど
年賀状だけずっと
やり取りしていた
いつか会えたらいいねって
だけど
10年前から来なくなった
それでも私は
毎年送り続けている
返事はないが
宛先不明で戻ってくることもまだ無い
きっと幸せに暮らしていると信じたい
そしていつかまた会えたらいいね
届かないのに
届きますように
ーお知らせー
詩集「かけがえのないモノ」ビビ(文芸社)
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「記憶の地図」
儚く脆い
記憶の地図
自分だけが知っている
すぐにでも忘れ去られそうな
思い出の場所
また行きたい場所
でも記憶の地図を
辿っていっても
2度と同じ場所に
行くことは出来ない
そんなことは分かっている
でも記憶の地図に
印をつけてもいいでしょ
淡い期待を残していたい
いつまでも
ーお知らせー
詩集「かけがえのないモノ」ビビ(文芸社)
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「雨音に包まれて」
まるで失恋ソングを聴いているよう
切ない気持ちも雨と流れてしまえ
心地よいリズムの中で
安らかに眠る夜
少しの恐怖に怯えながら
でもきっとこの音色は私の見方だと
言い聞かせてみる
そうしたら雨音に包まれて
ーお知らせー
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