「記憶」
あの頃
僕等はなぜ胸の奥が
締め付けられるほど
苦しいのか分からなかった
いつの間にか生まれた感情は
外に出られなかった
涙という形でしか
表現する方法を知らなかったから
その涙達は僕らの世界を
明るくするいくつかの
星になった

「もう二度と」

もう二度と会えない
それは分かっている
でも目を閉じれば
走馬灯のように
思い出される日々
まるで昨日のこと
寂しさを忘れるには
ちょうどいい年月が
既に経っていた
忘れなくていい
優しい音色にのせて
もう二度と会えない
それは分かっている

「大好き」

おかあちゃん
大好き
まだ小さな娘から
急に言われた
嬉しすぎた
まだ上手く話せない
話し方で
今というタイミング
すべてが愛おしい

「叶わぬ夢」

努力しても
努力しても
もっと努力しても
いつまでも
叶わぬ夢
でも
諦めずに
努力していれば
いつか
きっと叶う
自分が思っていた夢の形とは
少し違うかもしれないけど
それでもきっと叶う
無駄なことは1ミリも無い

「君を探して」

ずっと君を探していた
夢では何度も見ていた
太陽みたいな笑顔
明るい声
君を見つけた瞬間から
絶対に無くしたくないモノ
という意味を知った