『もっと知りたい』
あなたの喜んだ顔が好き。
嬉しそうな、楽しそうな、
そんな表情を見ただけで、
幸せな気持ちになる。
あなたのことを、もっと幸せにしたい。
あなたと一緒に、幸せになりたい。
本当に伝えたいことが、うまく言葉にできなくて、
あなたを悲しませてしまう時もあるかもしれない。
でも、あなたのことをもっと教えて欲しい。
何が嬉しくて、何が悲しいのか、全部知りたい。
ゆっくりでいいから、聞かせて欲しい。
それがわかった時、あなたと私は
もっと幸せになれる気がして。
あなたと出会えてよかったって思っているから。
生涯を共に過ごしたいって、初めて思えたから。
だから、
あなたのことを、もっと知りたい。
『平穏な日常』
朝起きて、顔を洗う。
ご飯を食べて、服を着替える。
靴を履いて、家を出る。
いつもの道を歩く。
道端にかわいらしい花が咲いている。
野良猫とすれ違う。
青空の下を歩く。
優しい陽の光に照らされて、
心地よく伸びをする。
咲き始めた桜を眺めながら、
穏やかな春の日を過ごす。
公園のベンチに腰掛け、
そよ風に身を任せる。
特別なことがなくてもいい。
平穏な日常であればそれでいい。
当たり前ではないこの日々を
ゆっくりと噛み締めていたい。
「お金より大切なものって、あると思う?」
友人に、突然聞かれた。
『愛とか、命とか、そういうこと?』
「うーん、それもあるかもだけど、」
そう言うと、友人はこんなことを言った。
「お金をたくさん持ってることで愛が生まれたり、
お金があったから助けられた命もあるだろうし、
お金より大事なものってあるのかなって思って。」
『なるほどね…。』
「お金がなくても愛は生まれるかもしれないけど、
現実的に考えて、その愛が長続きするため
には、電気代とか、食費とか…
やっぱりお金が必要になってくるし…」
『……。』
皆さんは、“お金より大切なもの”って
何だと思いますか?
『月夜』
部屋の窓辺に、白い猫が一匹。
穏やかな月の光に照らされ、心地良さそうに
目を細めるその猫は、私の飼い猫である。
珍しく部屋に来たかと思えば、
窓辺に座り月を見ている。
ただ静かに、そこにいる。
窓の隙間から風が流れ、
カーテンが猫を優しく包み込む。
嬉しそうに喉を鳴らし、細いしっぽが揺れる。
「おいで。」
私が呼ぶと、くるりと振り向き、
そばに駆け寄ってきた。
頭をすりすりしながら、隣にぴたりとくっつく。
「月が綺麗だね。」
撫でながらそう言うと、猫は柔らかく微笑んだ。
ゆっくりと目を細め、私をじっと見つめる。
甘い声で、「にゃあ」と鳴いた。