NoName

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11/1/2024, 2:54:27 PM

"永遠に"

中学生の修学旅行

3日目の朝
私は今日好きな人と遊園地を回る

みんなでバスに乗って遊園地へ向かう
緊張で心臓の鼓動が収まらない

バスを降りる
その時が来る

午前中あなたと一緒に遊園地を回る
楽しかった
幸せだった
ほんとうに一瞬だった

楽しい時間も
終わりのときがくる

「好き」今日こそ覚悟を決めて
伝えようと思った

でも、あなたを前にすると
胸のドキドキが収まらない

私はどうしても
この2文字が言えなかった

ばいばい、その一言しか言えないまま
あなたは去っていく


遊園地を出る直前
遠くにあなたの姿が見える

気を利かせた友達が
彼を私の元に連れてきてくれる

彼が隣に来た

高まる気持ちを抑える

言うしかない。

「バレとると思うけど、そうしのことが好きです」

あなたは言う

「じゃあ、付き合う?」

え、?
思わず息を飲む

「え、ほんとに、??」
何度も聞き返してしまう

夢みたい
信じられない

その日から好きな人は私の彼氏になった


それから1年半後...


「今日付き合って1年半だね」
「そうだね」

「大好きだよ」

あなたにはこれからも
永遠に隣にいてほしい

まだたったの1年半だけど
あなたと一生一緒に居たいと思っています

そんな人に出会えて結ばれた私は

世界で一番幸せです

9/23/2024, 11:13:20 AM

"ジャングルジム"


どっちがはやくいちばん高いところまでいけるか
競走ね!

笑顔の可愛い君が僕にそう叫ぶ

僕はいつも君に負ける

でも、
今日こそは君に勝つんだ

そして今日こそ、
僕の思いを伝えるんだ!

なんて僕の思いも虚しく
君はあっという間に頂上へ

あぁ、今日も言えなかった

すると君が少し微笑みながら言う

本当はね、
気づいてるよ
私に勝ってくれるまで待ってるね

そう言って笑う君を追い越すために
僕は明日からたくさん練習するんだ

9/22/2024, 12:12:49 PM

"声が聞こえる"

隣を見ればあなたがいて
私だけに笑いかけてくれる

あなたの隣はずっと私
そう信じて疑わなかった

あの頃の当たり前は
もう二度と戻らない

あなたはもう
私のところにはかえってこない

でもね
なんだか今でも
時々ふと
私の隣からあなたの声が聞こえるの

あの日々が
忘れられないの

9/18/2024, 1:12:12 PM

"夜景"


ビルの電気や街灯

世の中のすべての光が集まって
今日のこの夜景になる

今夜しか見れない

たった今
この瞬間しか

公園の街灯の光も
コンビニの電気も

何一つ欠けてはいけない

まるで毎日変わりゆく
星空のよう