#コーヒーが冷めないうちに。
ここは山奥の一軒家。おや、男が少女と話しているようですよ―――。
「にしても嬢ちゃん、そんな若いのにこんなとこに一人で大丈夫かい?」
「もう、おじさん。大丈夫だって。…でもなんか、疲れたな。」
「わかるよ。人生誰でも、そんな日はあるもんだ。」
「そうかな…。」
「そうだよ。」
「ねぇ、おじさん。私ね、明日で18になるの。」
「おぉ、それはめでたいね。」
「でも、私なんかが大人になれるのって不安になる。」
「はぁ、そんなことかい。そのくらい平気さ。生きてればなんとかなるよ。」
「そうかな…。」
「そうだよ。」
「じゃあ、私、頑張って生きる。それで、シワシワのお婆ちゃんになって、
空にいる父さんや母さんに会いに行くんだ。」
「…じゃあ、それまでは元気にしないとね。」
「うん。こんなこと喋ってたらコーヒーが冷めちゃうよ。冷たくなる前に
飲んで。…今はもう会えない、私のおじいちゃん。」
「お、わかったのかい?」
「わかってるよ、最初から。会いに来てくれて、ありがとう。」
#虹の架け橋🌈
虹の終わりって、どこにあると思う?虹って、半円みたいでしょ?その最後。
終わりはどうなってるかなって思って調べたの。
そしたら、「虹に終わりはない」って。本当は円になってるんだって。
虹って、希望、幸運、幸福の象徴として捉えられることが多いんだって。
じゃあさ、希望や幸運や幸福も、終わらないってことなのかな?素敵だよね。
#秋色
暑い暑い暑い暑い毎日。
ある日雨が降って、わたしは自然の水浴びをした。
その次の日はなぜか清々しい気持ちだった。
その日に外へ出ると、くすぐったい風が吹いていた。
涼しい秋色の風だった。
トークできる人、誘って! ID:18477211
#もしも世界が終わるなら
もしも世界が終わるなら、私はそれを望むだろう。
もしも世界が終わるなら、私はすべてを捨てるだろう。
もしも世界が終わるなら、私は心から嬉しく思うだろう。
なぜなら、今、この世界には私しかいないから。
なんの楽しみもない人生だから。
#答えは、まだ
私は幼馴染に恋をしている。それはもう毎日毎日告白するほどに。でも、毎回返ってくるのは「無理」っていう言葉だけ。
ずっと、ずぅっと、「いつか、付き合ってくれる」って思ってた。でも、私、あることに気づいちゃったかもしれない…。
そして今日。会ったとき、いつも通り告白しようとした。でも、前に考えたあの可能性が頭によぎって、じっと黙っていた。
「…なんでお前、俺に何も言わねえの?その…告白は?」
ドキリとした。でも、正直に言わないと。
「私なんかが言ったって、困らせるから。もう、諦めた。」
こんな事を言うのは、とても苦しかった。でも、これでいい。 顔を上げて彼の顔を見ると、傷ついた顔をしてた。なんで?
「今日こそは…ちゃんと返事したかったのに…」
え?どういうこと?意味のわからない私を前に、彼は続けた。
「俺は、ずっと嬉しかった。告白してくれて。今日こそちゃんと返事しようと思ったのに…。俺、ダサ。」
信じられない。これ…本当に現実…?
「でもまあ、お前には諦められたし。自業自得ってやつだよな。ごめんな、急に。」
「そんなことない!」
思ってたより大きな声がでて、自分でも驚いた。でも引けるもんか。
「ダサくなんかないよ!私こそ嘘ついてごめんなさい。私、ホントは、まだ諦めてなんかない。今も好き。大好き!」
彼は目をまんまるにした後、すぐに真っ赤になった。
「だから今日こそ…! 私はあなたが好きです。付き合ってほしいです…!」
彼は口を開いて言った。
「 ん。 ろ だよ。俺 だ き。」
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最後まで見ていただき、ありがとうございます!長かったのに、すみません💦
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