「静かな終わり」
あれだけ激しく燃えていたのに最後は静かに消えていった、燃え尽きた焚き火を前にひとり佇んでいた。
炎を見ているとつい深く考え込んでしまう。どうしてだろうか炎を見ている時だけまるで過去にいるみたいにあの時こうしていればと戻れない瞬間を思い出す。
おそらくそれが自分の中でまだ終わっていない証拠なんだと思う。
「心の旅路」
人の心というのはその時その場所で変わるもの、タイミングが悪かったらネガティブに、逆に良かったらポジティブという感じ。あと長年経験を積むことで成長していくというのなんとなく共感できると思う。ただし良くも悪くもといったところになるけど。
なんてみんなと同じまだ成長途中の僕が言うことだからこれが正解かどうかもわからない。というかみんな全員が最後まで絶賛成長中なんだから似てれば共感、合わなければぶつかり合う、そのどちらでもないとかがずっと続くんだよね。
その心のヨリドコロの違いで争いにもなる事だってある心の旅路。
「凍てつく鏡」
疲れた顔してるじゃねぇか。
お前もよく頑張ってるよ。
人生は思い通りにいかねぇよ。
思い通りに行くことの方がめずらしいからな。
悲しいことは多いけど不幸ではないぞ。
これくらい楽しまないと損だぜ。
さぁ今日も人生の荒波をもがきに行くぞ。
普段は使わない言葉遣いで、今日も鏡の前の自分に息を吹きこむ。
「雪明りの夜」
今ラーメンを食べてる。深夜だというのに。
めずらしく積もった雪に誰も出掛けるものはいない、ましてや夜だと。
だが私は違う、この寒い日こそラーメンが一番美味しく感じられる瞬間なのだ。
だから今ここにいる、深夜に雪をものともせず雪明かりでいつもより明るい道を進み行きつけのラーメン屋で熱々の一杯を一心不乱に食べる。
最高の幸せだと思わないか?
そう考えることで自分の頭の中から真夜中にラーメンを食べるという罪悪感を消し去った。
「祈りを捧げて」
パパの絵描いてくれたの、ありがとう。
娘が描いてくれた似顔絵だ、僕が元気になるように。この想いがこもった似顔絵には不思議な力がある。この想いが退院に向けて進んでいく力になる。
リハビリ頑張ろう。